俺は学園長のモーゼリアと秘書のルゥナが歩いているのを発見した。
二人は楽しそうに会話している。
「この前、王都で英霊供養の鎮魂祭があったの知っていますか?」
とモーゼリアの問いにルゥナは「はい」と事務的に返事を返す。
「鎮魂祭の看板が、子供にもわかるように「ちんこん祭」と書かれていたんです」
「なるほど」
「それで、雨が降りましてね」
「はい」
「最後の『ん』の部分が雨の水で流れて消えてしまったんです」
「え?」
「あ、ですから、『ちんこん』の最後の『ん』だけ消えてしまったんです」
「え……。あ、はい」
「あははは」
「…………」
おいおい。
一体、なんの話だよ。
さて、どうやって2人の下着をチェックしようか?
このまま無理やり服を脱がすわけにもいかないしな。
2人が下着を脱ぐまで待つしかないのか……。
『マスター。あまり時間はかけれないぞ。爆裂虫はいつ爆発するかわからんからな』
やれやれ。
なら、強引に……。やるしかない。
「アークアーツ。牙狼!」
俺は腕を天に向けて振り上げた。
その空振りで凄まじい風が上昇気流が起こる。
「「 きゃあああッ!! 」」
2人はスカートを押さえた。
ルゥナはタイトなスカートだったが、俺の起こした風はそんなスカートさえも捲り上げる。
よし!
バッチリ見えた!!
モーゼリアは白いレースの下着。
所々透けており、清潔感の中にセクシーさが垣間見える。
腰の両橋部分はピンク色の紐リボンが付いていた。
うう! シンプルに良い!!
ルゥナは真っ黒い下着。
豪奢なレースがついており、全体的に透け透けである。
しかも、その形はTバックだ。
くっ! 真面目そうな感じなのに一番、攻めた下着じゃないか!!
こいつ、こんなエロい下着を履いていたのか!
このギャップ、最高かよ!!
まぁ、爆裂虫はドラゴンが調べるので、俺が下着のデザインを力説する必要性は皆無なのだがな。
うん。役得としよう。
『いたぞ。マスター。爆裂虫を見つけた』
良かったぁ。
下で見つからなかったら上のブラまで調べないといけないからな。
「場所は?」
『モーゼリアの下着だ。左腰に付いているリボン。あのアクセサリに擬態している』
「よし!」
アークアーツ牙狼を象火で強化だ。
超スピードの拳撃。
モーゼリアに悟られないほどの超速度。
バジンッ!!
手応えあり!
「やったか?」
『うむ。成功だ』
よし!!
その時。
俺はリボンごと吹っ飛ばしていた。
よって、彼女のパンティーはファサリと床に落ちる。
「ほぇ?」
モーゼリアは自分の下着が床に落ちたのを確認した。
「え? え? どうしてぇええ??」
真っ赤になり、スカート越しに股を押さえている彼女は最高に可愛い。
うう。妙な性癖に目覚めそうだ。
「あ、デイン先生!? どうしてこんな所に!? あ、あの、これは……。み、見ないでください!!」
大丈夫、安心してくれ。
肝心な部分は君がスカートを抑えていたから見えなかったよ。
……まぁ、ちょっと残念ではあるが。
俺は後ろを向いて空を仰ぐ。
とりあえず、学園の平和は守れたな。
うむ。今日もいい天気だ。
おしまい♡