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勇者学園のてんてぇ。後日談。デインの下着チェック。その4。

 俺は学園長のモーゼリアと秘書のルゥナが歩いているのを発見した。
 二人は楽しそうに会話している。

「この前、王都で英霊供養の鎮魂祭があったの知っていますか?」

 とモーゼリアの問いにルゥナは「はい」と事務的に返事を返す。

「鎮魂祭の看板が、子供にもわかるように「ちんこん祭」と書かれていたんです」

「なるほど」

「それで、雨が降りましてね」

「はい」

「最後の『ん』の部分が雨の水で流れて消えてしまったんです」

「え?」

「あ、ですから、『ちんこん』の最後の『ん』だけ消えてしまったんです」

「え……。あ、はい」

「あははは」

「…………」

 おいおい。
 一体、なんの話だよ。

 さて、どうやって2人の下着をチェックしようか?
 このまま無理やり服を脱がすわけにもいかないしな。
 2人が下着を脱ぐまで待つしかないのか……。

『マスター。あまり時間はかけれないぞ。爆裂虫はいつ爆発するかわからんからな』

 やれやれ。
 なら、強引に……。やるしかない。

「アークアーツ。牙狼!」

 俺は腕を天に向けて振り上げた。
 その空振りで凄まじい風が上昇気流が起こる。

「「 きゃあああッ!! 」」

 2人はスカートを押さえた。
 ルゥナはタイトなスカートだったが、俺の起こした風はそんなスカートさえも捲り上げる。

 よし! 
 バッチリ見えた!!

 モーゼリアは白いレースの下着。
 所々透けており、清潔感の中にセクシーさが垣間見える。
 腰の両橋部分はピンク色の紐リボンが付いていた。
 うう! シンプルに良い!!

 ルゥナは真っ黒い下着。
 豪奢なレースがついており、全体的に透け透けである。
 しかも、その形はTバックだ。
 くっ! 真面目そうな感じなのに一番、攻めた下着じゃないか!!
 こいつ、こんなエロい下着を履いていたのか!
 このギャップ、最高かよ!!

 まぁ、爆裂虫はドラゴンが調べるので、俺が下着のデザインを力説する必要性は皆無なのだがな。
 うん。役得としよう。

『いたぞ。マスター。爆裂虫を見つけた』

 良かったぁ。
 下で見つからなかったら上のブラまで調べないといけないからな。

「場所は?」

『モーゼリアの下着だ。左腰に付いているリボン。あのアクセサリに擬態している』

「よし!」

 アークアーツ牙狼を象火で強化だ。

 超スピードの拳撃。
 モーゼリアに悟られないほどの超速度。

バジンッ!!

 手応えあり!

「やったか?」

『うむ。成功だ』

 よし!!

 その時。
 俺はリボンごと吹っ飛ばしていた。
 よって、彼女のパンティーはファサリと床に落ちる。

「ほぇ?」

 モーゼリアは自分の下着が床に落ちたのを確認した。

「え? え? どうしてぇええ??」

 真っ赤になり、スカート越しに股を押さえている彼女は最高に可愛い。
 うう。妙な性癖に目覚めそうだ。

「あ、デイン先生!? どうしてこんな所に!? あ、あの、これは……。み、見ないでください!!」

 大丈夫、安心してくれ。
 肝心な部分は君がスカートを抑えていたから見えなかったよ。

 ……まぁ、ちょっと残念ではあるが。

 俺は後ろを向いて空を仰ぐ。

 とりあえず、学園の平和は守れたな。
 
 うむ。今日もいい天気だ。


おしまい♡

2件のコメント

  • めでたしめでたし(笑)
  • yamamoto_aloe
    ですねw
    コメントありがとうございました。
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