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勇者学園のてんてぇ。後日談。デインの下着チェック。その3。


 俺が女湯に入ろうとするとモーゼリアとルゥナが出てきた。

「ルゥナさん、いい湯でしたね」
「ええ」

 俺は急いで物陰に隠れる。

 なんで、こんなことをしているんだろうな……?
 変質者すぎて嫌になる。
 うう。人助けなのに……。

 2人が去ったことを確認する。

 彼女らの下着は後回しだな。
 更衣室にある女児たちの下着チェックが優先か。

 扉を開けると女児たちが着替えをしていた。

 マイカの声が響く。

「きゃあ!」

 彼女とレナンシェアは急いでバスタオルで体を隠した。
 俺を見て喜んでいるのはミィとロロアである。

 しまったな。
 もう風呂から出ていたのか。

「あ、てんてぇだ♡」
「先生も僕たちと入りたかったの?」

 彼女らには悪いが、下着はアークアーツ、烏眼を使って入念に確認させてもらった。

「すまん! 男湯と間違えた」

 俺は急いで扉を閉めた。
  
 タイミングが良いのか悪いのか。
 全員が下着を付けていたところは良かったかもしれない。

 さて、確認だ。
 
 マイカの下着。
 上下ともに白い布の生地。スポーティーなデザイン。
 アルファベットの文字が散らばった柄だった。
 上は子供らしくリボンの付いたスポーツブラである。わずかに膨らんだ胸を覆い隠す。
 12歳らしい下着だな。
 擬態した爆裂虫は見受けられない。

 レナンシェアの下着。
 上下ともに灰色の布生地。豪華なレースが付いており、ブラジャーは小さいながらもワイヤーが入った大人向けのようなデザインだった。
 10歳とは思えない豪華な下着だ。とはいえ、所々にピンクのリボンが付いており、子供用にキュートに仕上げているのはわかった。
 発育もそれなりで、マイカより大きな胸である。食ってる物の違いなのか? 流石は公爵の娘だな。
 彼女のも異常は無さそうだ。

 ロロアの下着。
 上下ともに黄色の布生地。上はチューブ状のスポーツブラ。
 バナナやリンゴ。果物の柄が散りばめられていた。
 8歳ではあるが、4人の中で一番、胸が大きい。
 幼い顔にこの胸の大きさはアンバランスだが、半犬人は人間より発育が良いのだ。
 うーーん。特に異常なしだな。

 ミィの下着。
 彼女は下しか着ていない。上はぺったんこの胸だからな。隠す必要はなさそうだ。
 ピンク色の生地で、その正面には可愛い熊のキャラクターが大きく描かれていた。
 生地の面積は他の女児と比べて随分と大きい。
 まぁ、6歳らしい下着だよな。
 異常なしっと。

 あれ?
 4人の下着を入念に調べたが異常は発見できなかったぞ?
 
「一方方向からしか見れなかったから、別の角度から見る必要があるのだろうか?」

『いや。その確認は必要ない。我が見れば、爆裂虫の存在は直ぐに見分けがつく』

「え? じゃあ、俺が入念に見る必要って?」

『ないな』

「それを早く言えええええッ!!」

 しかし、どちらにせよ、ドラゴンに下着を見せる必要があるのか。

 あとはモーゼリアとルゥナだな。
 うう、こっちは大人な2人だからな。
 どんな下着なんだろう?
 め、めちゃくちゃドキドキしてきたぞ。

 同時に凄まじい罪悪感が……。
 でも、これをしないと彼女たちの命が危ないんだ。
 やらざるを得ない。

2件のコメント

  • さてモーゼリアちゃんとルゥナちゃんの下着やいかに……?
  • yamamoto_aloe
    お楽しみに〜^_^
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