【神話】222話 ヤマトタケルの残した言葉

ヤマトタケルは、伊吹山で負傷した後、三重らへんを彷徨いながら、自分の命が尽きることを確信します。

自分の生まれ故郷、大和に思いを馳せながら空に向けて呟いた。

大和は国の真秀場
たたなづく青垣、山ごもれる 大和麗し

大和はこの日ノ本の中で、最も良い場所だった。連なる青い山々が目に浮かぶ。その山に囲まれている大和国は、とても美しかった。


刹那も、『かつての』大和国が大好きだった。菊龍や柏木、藍墨と笑いあった、暖かな大和国が。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する