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レビューを頂きました!

貧乏くじ男、東奔西走に綾束 乙様https://kakuyomu.jp/users/kinoto-ayatsukaからレビューを頂きました。

嬉しいですなあ〜。
コメントもレビューも創作の糧でございますよ。

2件のコメント

  •  こんなこと、ここに書いていいのか分かりませんが、『赫刃のミフォローギア』第一巻、最後まで読ませていただきました。

     と思ったら、改稿中みたいですね。一応レビューではない感想、だらだらと書かせていただきます。


     ぼく個人の感想なので、あまり真に受けないでください。こう感じる人もいるということで。

     ライトノベルの投稿作という視点で書かせていただきます。

     全体の感想としましては、中盤からの盛り上がりが凄くて、このあたりが一番面白かったです。逆に前半が後半に比して弱いかな? とくに冒頭のつかみがもしかしたら弱いのかもしれないです。といっても、改稿中なので、もう変わってしまっているかも知れませんが。
     あと、ラストバトルのクライマックス、九頭龍を倒す場面が描かれていませんが、あそこは描くべきだと思います。


     まず世界観の設定ですが、架空の歴史世界にして帝都というのはセンスが光りますね。雰囲気もいい。クトゥルフ神話とのマッチングも秀逸です。そこに現人神や国津神という日本神話の単語をいれるのもいい感じです。ここは組み合わせの妙だと思います。
     ただ、逆に、この世界観のなかに、作者様オリジナルを感じさせる単語、設定がほぼ無い。もちろん、そういう世界観だと言われればそうなのでしょうが、なにか「すべてが借り物」感が拭えません。

     登場する化け物や、悠雅が変化する神などのクリーチャーに関して、描写が少ないのも少し物足りない気がします。ふつうは逆で、ごてごてと解説してしまって五月蠅くなるのがラノベなのですが、こちらは描写が少なすぎてどんなものかイメージが湧かない。瑞乃の戦艦『三笠』なんかも、どういう形態でなにがどんな感じで召喚されているのか、イメージしづらいです。
     つまり、絵が見えない。


     キャラクターなんですが、悠雅とアンナ、そこへ絡む瑞乃の会話はやはり面白いですね。会話としては、アンナ=瑞乃の会話が一番面白いです。二人の関係、距離感もいい。
     で、これは、冒頭が弱くて、中盤以降が面白い理由とも直結すると思うのですが、本作のキモは、なんといっても悠雅とアンナの対立だと思うのです。

     「英雄になりたい」悠雅と「家族を生き返らせたい」アンナの思いがストレートにぶつかり合う中盤以降は盛り上がりがちがいます。

     逆に冒頭ちょっと弱いなと感じるのは、この二人のぶつかり合いが、まだ読者には分からないからではないでしょうか。このキャラクターの主張に関しては、アンナが冒頭からブレずに一直線なのに対し、悠雅の「英雄になりたい」がストレートに読者に伝わらない。
     ここは、「英雄になりたい」だから「おれは○○する」という、もう一段深く突っ込んで、直截的に悠雅がしたいことを冒頭から示し、そこがアンナと出会った瞬間、もう大激突の殺し合い。でも彼女は死にかけた悠雅を救うという、メリハリのあるプロットの方が燃えると思います。

     本作の筋運びの特徴として、理由が不明瞭な部分があがると思います。
     昨今のラノベや少年漫画では、主人公が取るリアクションから、なぜ戦うのか?どうして勝つのか?まで、ちょっと理屈っぽいくらいにその理由が明示されています。その流行から鑑みるに、本作は主人公の行動の理由づけ、「英雄になりたい」との関連性や、バトルでの勝つ理由および理論等があまり描かれていない。
     キャラクターの心理は丁寧に描写されており、これは水準よりかなり高いと思うのですが、おそらく戦闘時の理屈等に関しては、明確に提示するのが編集部受け、読者受けするのではないでしょうか。

     たとえば、オセロでも将棋でも、ルールがあればそこに戦略が生まれます。格闘ゲームですら、戦う上でルールと理論が生じます。本作では、なぜ戦うのか?というソフトウェアと、どうやって勝つのか?のハードウェアがないように感じます。

     本作が、勢いはあるのに、疾走感が弱いのは、悠雅のキャラの詰めの甘さではないでしょうか? 彼のキャラは、いまのままで良いのですが、突っ込みがもう一段欲しい。とにもかくにも、本作は彼の突撃がキモとなると感じます。「英雄になりたい」はもちろんそのままで、ただし、だから具体的に何をするのか?
     彼が突撃型の主人公であるのに、前半の流れは、巻き込まれです。

     また彼と逆に、アンナは、ひとつひとつ理屈を積み上げるタイプにした方が対比が際立つでしょう。すべてにおいて、いちいち理屈と理由があって、その結果として「家族を生き返らせたい」、「悠雅を助ける」、「敵につく」などの行動を決めます。そういった経緯があるから、クライマックスの「根性」が映えるのではないでしょうか。


     とまあ、思いつくままだらだらと書きましたが、そういう意見もあるんだなぁくらいのご参考にどうぞ。


  • レビューと講評ありがとうございます。


    オリジナル感が薄い。
    確かにそうかもしれません。設定のある単語一つ一つどこかしらから引っ張ってきたものが多いです。

    描写不足。
    なるほど、推敲して厚みを持たせてみます。


    前半が弱い。
    何度か推敲をしたものの、展開自体は差程変わっていませんので、恐らく今も弱いままでしょう。

    序盤に主人公が戦う理由をもっと前面に書き出してみます。

    戦闘において理論よりも心情を書き出すのは一人称ばかり書いていたからかもしれません。
    理屈に少し、重きを置いてみます。



    細かな講評ありがとうございました。
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