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祝10人目! 大台乗ったぞ祭り! ミニ小説第11話

わっしょい!( ´∀`)  わっしょい!( ´∀`)
10人目!( ´∀`)

YouTuberの真似してみましたが、
あの人たちは大抵、「登録者10万人」とかであり、
桁も違うし、意味も違うんですよね。
でもいいんです。
ここまでうつりとが続けられただけでも。

というわけで、うつりとのメンバー、10人目の登場です。
こちらも初めて小説を書かれた方です。
小説って、その人らしさが如実に現れますね。
やっぱり好きなこととか、興味があることしか書けないですよね。プロじゃないからこそです。

だから他のメンバーももっとさらけ出していいんですよ。
うふふ。
ほら、もっと。
さあ、どうしたんだい?




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ミニ小説
「文芸部的な、余りに文芸部的な」
寝手場架莉


「見たんですよ」
「なにを」
「子供の頃大好きだった刑事モノの俳優を」
「どこで」
「駅前の百均で」
「嘘だああ」
「本当ですよ。あのベルボトム刑事が」
 薬屋の息子が、古くておかしなことを言う。
 寝手場は前から薄々変な人だなと感じていた。
 そこが好きなのだが。
「ずいぶん前に死んだじゃないですか」
「あれは引退するための嘘だったんじゃないですか」
「んなわけないでしょ」
「甦る13日の金曜日は最高でした」
「そんなのあったかな。なに買ってましたか」
「スマホスタンド」
「70過ぎだろうに、昭和っぽくないところがイヤだな・・・」
「確かにジッポーオイルとかにしてほしかったな」
 薬屋の息子は真夏だというのに、黒い革ジャン、革パンツで汗びっしょりだ。
 九月半ばだというのに、この日は31度を超えていた。
 熱いぞ! メディカル刑事!

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