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怒涛の新人ラッシュ! 11人いる! ミニ小説第12話

昨夜、10人目がデビューしたばかりですが、
なんということでしょう、今朝も11人目デビューです。
(管理人を入れさせてもらうと12人)

大抵の作家様たちは掲載に躊躇されます。
それを管理人が土下座してお願いし、掲載に至っております。
Don't Get That!
読者の皆様が応援やコメントをしていただくと、
作家たちの励みになります。
よろしくお願いします、

さて、今回も心温まる、ハートフルな、
うつりとらしさ全開の現代ドラマになっております。
異世界に転生するのに疲れた冒険者たちに
ぜひ読んでいただきたいと願っております。
It Set Kite!
Tend Sey!
Bow Kent Shut!




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ミニ小説
「文芸部的な、余りに文芸部的な」
寝手場架莉


 寝手場は自分の膝から、夥しく血が流れているのに気づいた。
 さっきテーブルの角にぶつけたのを思い出す。

 医者に行く金などない。
 消毒液も包帯もない。
 手で拭って、水道で洗った。
 誰も手当てしてくれる人もいない。
 小学生の頃、保健室で先生に擦りむいた膝を
 しゅわしゅわする消毒液で手当てしてもらうのが好きだった。

 血は記憶よりもずいぶん鮮やかな色をしている。
 自分が生きていることを忘れていた。

 出かけますか。
 その方が痛いのを紛らわせる気がする。
 

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