• 現代ドラマ
  • SF

ミュージックパラダイス

https://kakuyomu.jp/works/16818093086248380770/episodes/16818093086248577923

最初の一人

過去の作品で音楽に関係するものだけを集めた企画です。
特にこの作品は少し長いですが、ぜひ一読を

売れないバイオリニストの金子リオは大御所バイオリニストのユニットに最初の一人として参加します、でも音楽活動の考え方が違う先生の元から離れ今は警備のバイトをしながら、たまにある音楽活動をしています。ある時警備のバイトが自分が所属していたユニットの警備をすることに、話はその警備がはじまるところから進みます。警備は舞台を背にして観客の方を向いていなければなりません、でも最初の一人としてリーダーを務めていたリオには後ろを向いていても構成から今誰が弾いているかまでわかります。そこから全面リオの回想、そこでは音楽とは何か、芸術なのか、芸なのか、
後輩達との関係、そしてなぜリオがユニットを辞めるに至ったかが、リオの想いから語られます。
音楽会が終わり、先生から戻ってこいと言われて、話は終わります、リオがどう行動するのかは書かれていません。

左腕が死んだ日

著名なピアニスト小川環を支える夫、今はピアノ教師をしながら、妻を支えています、ところが妻の環は事故に遭い、ピアニストとして終わってしまう。環は夫が自分の心配をしているのではないピアニスト小川環の心配をしていると疑います。そして夫はそれが分かっていて、ピアニストではない環を愛していると言えないでいる。二人の間にただよう不調和音、そんな時停電が起こり、そこは月に照らされたブルーの世界に変わります。自然と奏でる「月の光」その時夫は気づいたのでした。自分はピアニスト小川環を愛していたのではない。環本人を愛していたことに。


こんな感じの音楽関係のお話が六話、
オムニバス形式で全て別々の話です。
六話全て読むと24000字ですのでちょっと長いですが、どれか一話だけでも読んでいただけると嬉しいです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する