独り善がりの多い拙作の中でもかなり独善的で偏執的な短編である
『新約・完全自殺マニュアル(私版)』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885194527にE嬢様より嬉しいレビューを頂きました!!!
本当にありがとうございます!!!
詳細に読んで下さったことが滲み出る文章に心躍らない訳がない。嬉しいわそれは。
という訳で、それに少しでも応える為、多少作品に触れて行きたいと思います。
まず第一にお察しの通り、別に遺言でもなければ実体験など殆んど含まないフィクションであることは述べておきたいと思います。
というのも執筆当時、カクヨム界隈では何やら一つの流れみたいなものがありました。それはアンチ自殺主義とも呼ぶべき風潮です。
杓子定規的な道義に従って、「自殺は良くないよ」「生きるって素晴らしいんだ」などなど…そういう趣旨を盛り込んだ作品が少なからず見受けられていまして、そこに疑問を覚えて本作を書きました。
個人的な死生観や人生観を架空の少女が体験した物語に落とし込んだのです。そこの部分もお察しの通りでございます。
E嬢様の私的な覚悟に踏み込むつもりなど一切ございませんが、懐中に秘めた「それ」が個人にとって最良の使われ方をすること。
或いは使われずに自身が最良の結末を迎えること。
はたまた、そのどちらでもない幸福な一生を歩むことを、身勝手ながら祈っております。
実に無責任ですが、それも本作が含む意図の一つでありますのでどうかご容赦くださいませ。
一読頂いて、本当にありがとうございました。