「神の一皿は勝利を約す」
https://kakuyomu.jp/works/168173306652963612614章7話「夜食と悔恨」を更新しました。
えーとすみません、昨日「次回が4章最終話」と書きましたが、あと1話続きます……改稿過程で4000字超えして前後編分割になりました。明日こそは4章最終話です。
本作は全8章なので、4章最終話=前半終了のターニングポイントになります。それにふさわしい話にするべくがんばってますので(※まだ改稿途中)、明日の更新分、よろしくお願いいたします。
明日の更新分が用意できると、5章前半は改稿作業が完了しているので少し余裕が生まれます。
そうなりましたら、またも遅れている応援コメントの返信をしていこうと思っています……すみませんがいましばらくお待ちくださいませ……。
タイトルの件ですが、昨日触れた「僕らの口福ごはん
https://kakuyomu.jp/publication/entry/2023121503 」の元小説をちらちら拾い読みしていて、あらためて感じたことです。
どうも飯もの書きとして、自分は特異種なのかもしれないなあ、と。
具体的には、自分の場合「飯もの書きだけど、飯自体が書きたいわけじゃない」です。
飯を通して他のなにかを書きたい、という意識が強いです。
「笑顔のベリーソース」で描きたかったのはラウルとレナートの関係性であって、グリフォンのソテーじゃなかったですし。
「神の一皿は勝利を約す」も、主に描きたいのはルネとエティエンヌ周りの人間関係であって、魔法料理はあくまで小道具ですし。
遡れば、オリジナル第1作の頃から既にそんな感じでした。
シェアハウスで同居する女子大生と短大生の、微百合お料理ものだったのですが(※カクヨム未公開)、この時から既にメインは「ご飯を通して仲を深めたり成長したりするふたり」であって、ご飯そのものではなかった。
この件、自分ではあまり認識なかったのですが、先日とある方のスペースで伝えていただいて自覚した次第です。
自覚してみると、確かに他の方の書かれるグルメものって「料理を見せたい」と感じるものが多いですね。
「僕らの口福ごはん」は、チラ見した範囲だと典型的にその感じだったので、確かに自分のスタイルと違うなあ、とあらためて感慨深かったです。
自分が飯もの書きとして特異種だとしたら、なにか他の方々にできないことができたりしないかなあ、どうにか強みにできないかなあ、と目下考え中です。
従来作にも表れてはいるのでしょうけど、武器とするには意識的に使いこなす必要がありそうですから。
手持ちのカードはどう切るのがいちばん効果的か。悩ましいですが、考えるのは楽しいです。