はい、というわけで新作『海と空 - 終末世界の少女たち』は予定通り完結となりました。

ちょっとネタバレも含んで書いていくので、未読の人はご注意を。
というか、よかったらちょいと寄って読んでいってください。
夏らしい爽やかな話にしてありますので。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889379699





で、今作、以前作った掌編『終末世界の青写真』をベースに長編をしたためてみたものになります。両方読んでくれた人がいるとしたら(天文学的な確率になりかねない)どんな風に感じたか聞いてみたいですね。あの掌編で出せた爽やかさは今作でもしっかり残すことができたんじゃないかなと思ってます。
そう言えるくらい、個人的な感触はなかなかよかったです。

<今作の良かったところ>
・しっかり10万字ちょうどでまとめられた
・20話あたりで世界がガラッとかわるギミックを入れて、それが割と好評だった
・キャラクターの色付けが前作よりしっかりできた(と思う)
・文章上手になったって褒められた

<今作の課題>
・まだまだストーリーに粗が多い(短編での納得感と比べると物足りなさがある)
・時間がかかりすぎ(1年半かかった)
・サブキャラはもうちょっと特徴づけられた気がする

という感じですかね。

20話あたりで~、の話について少し触れると、今回はSFとして「重力」をフィーチャーして書いていきました。
序盤はそれを隠し隠し書いていって、20話でタネを明かすことでそれまでの世界観ががらりと変わるように仕掛けています。今んとこ2人中2人から目に見えるポジティブな評価をもらったので、うまくいったんだなと思ってます。

や、結構気を使ったところですし、今作の肝ともいえる部分だったのでドキドキでした。
序盤はそうとわからないよう隠し隠し書いていきましたが、20話以降はそれがはっきりわかるように書かなくてはいけなかったのもちょっと頭を使いました。
重力って、目に見えないものであるがゆえに描写しづらいので、どうやったらわかりやすくなるかな、って考えて、ラストは海に沈んでもらったというわけですね。(詳しくは本編で)

いい成功体験になったと思うので、次また自信をもって工夫を凝らしていきたいと思います。



そしてそして、完結から早速、鉈手ココさんから素敵な紹介文をいただけました。ありがたや。
あんまり評価は気にしないで書く、って決めてましたが、やはりレビュー・紹介文をもらえると嬉しいですね。

特にうれしかったのが「個人的に、ジブリで映画化してほしい。」という言葉。
昨年5月の近況ノート、今作の取り掛かりの報告の際、
「勇気をもって言えば、ジブリっぽい雰囲気を目指しています。」
みたいなことを書いていたわけですが、それが見事に反映されたというわけです。狙い通りです。(決め顔)
どうです? 宮崎監督、次の作品にでも(身の程をわきまえよ)

次またこういう爽やか路線で行くかというと、むしろ逆に振れそうだなって気もするのですが、また爽やかな作品を書いた際など、遊びに来てもらえればうれしいです。

さ、しっかり次の作品を考えないとな。
今度はもう少し早く仕上げられるようになりたいもんです。