ヤイヤイ談義の話を出して後の話だが・・・
真夜中に、頭上辺りで
蛇が這うような音がした。
「ズリ・・・」
「ズリ・・・」
二度である。
蛇には二種類いる。
前の蛇と後の蛇。
ヤイヤイ談義の話が気に食わず、
現れるとすれば「前の蛇」。
「後の蛇」なら、イエスの雰囲気があって「癒やし」が伴う。
まあ、もし間違って「消えろ」、「底知れぬ所へ行け」と告げた場合でも、後からの蛇の権威はそれに飛ばされないはずだ。
そう思ったから意思をぶつけておいた。
もし、天からの接触だった場合なら、「蛇の音」など使うわけもない。
人をゾットさせるこうした接触方法なら、女の後を追い掛けて水を吐いたあの蛇に類する奴らだろう。
気分がムカムカする。