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愚かな者の「読み違え」

「二枚目」に従う者は、「愚かさ」と同居している。

聖句を読み違え、罪を犯してしまうのだ。

→ 魔女狩り


黙示録19章(文字通りではない)
この後、わたしは天の大群衆が大声で唱えるような声を聞いた、「ハレルヤ、救と栄光と力とは、われらの神のものであり、
2 そのさばきは、真実で正しい。神は、姦淫で地を汚した大淫婦をさばき、神の僕たちの血の報復を彼女になさったからである」。
3 再び声があって、「ハレルヤ、彼女が焼かれる火の煙は、世々限りなく立ちのぼる」と言った。


この聖句を読み抜けるのは、選民が持つ感性だけである。

生まれも育ちも違う僧職者に「二枚目」が取り憑き、彼らは罠に落ちた。

→ 見た目で判断する

見た目が怪しい女性たちを「魔女」と思い込み、処罰と称して多数の薬剤師を焼き殺している。

それほど、黙示録の記述は難解なのだ。

次も・・・


13 彼は血染めの衣をまとい、その名は「神の言」と呼ばれた。
14 そして、天の軍勢が、純白で、汚れのない麻布の衣を着て、白い馬に乗り、彼に従った。
15 その口からは、諸国民を打つために、鋭いつるぎが出ていた。彼は、鉄のつえをもって諸国民を治め、また、全能者なる神の激しい怒りの酒ぶねを踏む。
16 その着物にも、そのももにも、「王の王、主の主」という名がしるされていた。
17 また見ていると、ひとりの御使が太陽の中に立っていた。彼は、中空を飛んでいるすべての鳥にむかって、大声で叫んだ、「さあ、神の大宴会に集まってこい。
18 そして、王たちの肉、将軍の肉、勇者の肉、馬の肉、馬に乗っている者の肉、また、すべての自由人と奴隷との肉、小さき者と大いなる者との肉をくらえ」。
19 なお見ていると、獣と地の王たちと彼らの軍勢とが集まり、馬に乗っているかたとその軍勢とに対して、戦いをいどんだ。



日本には「肉薄する」という表現がある。

また、「憎い」、「憎らしい」と合わせて考えると、「肉」を意味そのままで受け取れない…と気付くだろう。

→ 「肉」は『所業』

それぞれが行ってきた「所業」が、「鳥」と表現された霊者から吟味されるのだ。

別の表現として、日本人なら「口の剣」も正しく理解出来るはずだ。

→ あなたの口には険がある
  (「険しさがある」の意味)

険→ 剣

「口の剣」とは「厳しい口調」であって、本物の剣の話ではない。

だから、日本で生まれ育った人なら以下の表現を誤解しないはずだ。


20 しかし、獣は捕えられ、また、この獣の前でしるしを行って、獣の刻印を受けた者とその像を拝む者とを惑わしたにせ預言者も、獣と共に捕えられた。そして、この両者とも、生きながら、硫黄の燃えている火の池に投げ込まれた。
21 それ以外の者たちは、馬に乗っておられるかたの口から出るつるぎで切り殺され、その肉を、すべての鳥が飽きるまで食べた。


東洋では閻魔大王の話が有名だが、黙示録はそれと同一表現。

古代ヘブライ人も、大袈裟表現に慣れた民であったから、黙示録はそうした人々に向けて書かれている。

ただ、それを意識して眺めても、巻末の表現は理解が進まない。

→ 夜はもう無い(?)

地球上に「エデン」が見当たらない…という現実も、私を悩ませている。

(エデンが消滅するはずがない)

「読み違え」して「夜道替え」にならぬよう、慎重な解明が必要だと思っている。

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