後から読み返すと、文章が無茶苦茶であった。
「なんだこれは?」
文章執筆に鬼が妨害を入れたと理解し、修正を重ねた。
今も読み難い文章だと思うのだが、指摘そのものは鬼にとって痛いだろう。
神に化けて、「さあ、お前たち『しんこう』を持て、私が与えよう」と言えなくなるからだ。
耳から入るのは「漢字」じゃなく「平仮名の文章」。
鬼の囁きが「なんじにしんこうをあたえよう」・・・と告げたなら、人は言い返せる。
「『sin 仰』でしょうか?」
「『sin の神』よ」
鬼は人に囁やけなくなる。
今回、文章の纏めに苦労するのも当然・・・と感じた。
トリックが破られ、鬼は半狂乱になっているだろうから。