• 異世界ファンタジー

【登場人物】ケルアディード郷のダークエルフ達


エヴリンド&エイミ・ディーノイ姉妹
 一応、ナナイの護衛官であるが、本人達曰く「むしろ単なるお目付役」。
 姉のエヴリンドは妹のエイミに比べるとやや厳しい性格で、余所者であるガンボンに対しても辛辣な対応をしていたが、感情としての嫌悪では無い様子。
 エイミはナナイに対しても砕けた調子で対応するなど、けっこうざっくばらんで生真面目なタイプではない。
 
 
アランディ・シェルパダ
 帝国人とのハーフのダークエルフで、闇の森ダークエルフレンジャーの一員。
 非番の日には郷に戻って来て若手育成の為に訓練をつけており、レイフに頼まれて「(甦り後のリハビリ的意味も含めた)ガンボンの指導、訓練」を引き受けていた。
 収穫祭の為の使節団一行の護衛長も勤めるが、油断もあってユリウス配下のゴブリン達の急襲に対応できず、最後に使節団長のマノンを身を挺して守るもその後は不明。
 作中詳細は描かれていないが、エイミとの間にシャミカという娘が居るらしい。
 
デュアン
 使節団に居た外交官補佐の一人。
 髪を短く剃り上げており、闇魔法の力が強く、肌の色も非常に濃い。
 好奇心が強く行動的で、余所者であるガンボンにも積極的に話し掛けるなどの社交性を見せる。
 ユリウス配下のゴブリン達が襲撃してきた際にいち早く白骨兵が死霊術に依るものであると見抜くが、敵の攻撃による土砂崩れに巻き込まれた後の消息は不明。
 
セロン
 使節団に居た護衛官の一人で、レンジャー見習い。
 赤毛の長髪を後ろで束ねているお調子者で、ガンボンとして転生した“俺”曰わく、「チャラい印象」だが、アランディ隊長の訓練の際にガンボンとも学んでおり、ガンボンの柔道技に関心を示すなどまじめで意欲的な面も。
 ガンボンと共にゴブリン達の捕虜となっており、「試合」により処刑されそうになっていたところをガンボンによって助けられる。
 
タカギ
 命名はガンボンとして転生した“俺”による、ケルアディード郷で飼われている家畜、地豚の子。
 黒の中に所々白の混じる斑模様で、「郷でもっとも毛並みがよく健康な雄」として、他郷への贈り物に選ばれる。
 ゴブリン達の襲撃の際、白骨兵による攻撃からガンボンが抱え込み必死で護ろうとするが、その姿は周りからは「身を挺して魔法の攻撃からマノンを護ろうとしている」ように見えたらしい。
 ガンボン以上にマイペースで、自分はダークエルフ達に敬われていると考えている……様に思われる。

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