●闇の森のゴブリン達
カナン
ユリウス腹心の一人の女ゴブリンで、ストレートの黒髪。
土魔法と剣術を使え、ユリウスの戦乙女を自認。
公私の区別に厳しいが、ユリウスの情婦でもあり、ダークエルフ襲撃部隊の現場指揮官。
その際の功績から奪った荷の中から白銀の魔法鎧を下賜される。
ガンボン命名による呼び名は、「銀ピカさん」。
アースラ
ユリウスの腹心の一人の女ゴブリンで、緩やかなウェーブの黒髪に、ビキニのような毛皮の胸当てと、鮮やかな布の巻スカート姿をしている。
呪術師としてはこの群れでも一番の実力者で、ダークエルフ襲撃の際に死霊術を使い白骨兵を差し向ける。
カナンと異なり艶っぽい言動が目立ち、主にミノスと共に行動している。
ガンボン命名による呼び名は、「黒髪ロングさん」。
ミノス
ユリウス腹心の一人で巨漢の男ゴブリン。
常に雄牛を模したフルフェイスの兜を被っており、巨大な戦斧を持っている為、シルエットだけ観るとミノタウロスかと見間違う。鎧の方は多くの戦利品からの寄せ集めでちぐはぐ。
口数が少なく、ほぼ言葉を発しない。
ガンボン命名による呼び名は見た目のまんまで「雄牛兜」。
ブルナ
ユリウス腹心の一人で、短めの茶髪を後ろに流した軽装剣士の女ゴブリン。恐らくはユリウスの情婦でもある。
非常に態度が悪く、ユリウスに対しても敬語などは使わない。
ガンボンを非常に敵視しており、態度言動が女ヤンキーみたいだということで、ガンボン命名による呼び名は、「ヤンキー女ゴブリン」を略して「ヤンゴブさん」。
血を見ることや、誰かを切り刻むことに異常に興奮するらしく、拷問や処刑に立ち会いたがる。
|賢者《セージ》
群で最年長の男ゴブリンでシャーマン。薬作りと治癒術系の魔法を専門とする、ユリウスの腹心の一人。
旧リーダーに媚びへつらい従っていた年長組だが、ユリウスに反抗し撃退される。
その際、自分たちではユリウスには決して適わないことを悟り、自ら目を焼くことで忠誠心を示して許された。
盲目になったことをキッカケに、「他人の魔力や魂、感情を視る能力」に目覚め、ユリウスとガンボンが共に「二重になった魂」を持っている事を見抜いたことで、ユリウスとガンボンの二人は運命を共にする特別な存在だと思い込んでいる。
ガンボン命名による呼び名は特にない。