レイフィアス・ケラー
ガンボンと同様の転生者で、こちらの世界ではケルアディード郷の氏族長ナナイの子であり、現代日本での前世は、本人曰く「雑文などを書き、本に囲まれた生活をしていた」とのこと。
こちらの世界では半年ほど前に、「ゴブリンの化け物」に遭遇し、逃げようとして崖から落ちたことが死因だという。
すでに他界したと思われる父はこの世界の東方人とされるヤハル人。いわゆるハーフのダークエルフで、ややアジア系に似た顔立ちをしている。普段から眼鏡をかけていて、前髪一房だけ銀色になっている長い黒髪を後ろで束ねており、ダークエルフ特有の青黒い肌の色もやや薄い。
寿命が3~400年はあるというダークエルフとしては40代であり未成年。その為もあり背が少し低く、また元から病弱で痩せており、小柄で貧弱な印象を与える。死に瀕した際の後遺症で右脚の動きが不自由で、歩行の補助のための杖を手放せずにいる。
性格は本人も自認するくらいに「屁理屈屋」タイプのオタクで、前世とこちらのレイフ・ケラーとしての人生で蓄えた知識はかなりのもの。
一応魔法も学んでは居るのだが、叔母に当たる郷の呪術師ガヤンに比べればまだまだ未熟らしい。