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元気で行こう。絶望するな。では、失敬。

主催中の自主企画の作品を読んでいると、ついつい参加者の過去作品や新作にも目を通してしまいます。


今日もいい作品と出会いました。
その中で印象的だったものは、倨傲さまの新作「ある女たちの午後」です。
「たけくらべ」を彷彿とさせる文体といえば聞こえがいいかもしれませんが、最後まで改行せずに「、」でつなぐ体裁だったので最初はかなり読みにくいものになっていました。
(指摘をした結果、今では良い作品になっています)

折角いい表現があるのに、情報を詰め込みすぎて分かりにくくなっている。そう感じた私は改善策を応援コメントに書いた後、激励として「修正されていれば再度読んで評価をするつもりです」と綴りました。

コメントを読み返しながら、ふと相手のことを思いました。
顔が見えないネット社会。果たしていい思いをされるだろうか。
しばらく考えた後で次の言葉を添えました。
元気で行こう。絶望するな。では、失敬。


皆さまは、何の引用か分かりますか?
実は「ある女たちの午後」に太宰治の名が出ていたので、あえて『津軽』の一節をエール代わりに使いました。


修正されたものを見て、魅力的だと感じた表現が引き立つ作品になったことに安心しました。そして何より嬉しかったのは――
感謝の言葉に添えられた一節を読み、倨傲さまとのやりとりが成功したと分かったことでした!

倨傲さまの近況ノートに記事が書かれていなかったので、ここに裏話を載せました。
ほかのユーザーさまも太宰の名言を使ってみてくださいね。

10件のコメント

  • 羽間慧さま

    「纏」ですが、アドバイスいただいた箇所を中心に、書き直してみました。変わったのは後編のみで、前編は変わっておりません。
    結果、弥生の想いの強さや、物語自体のラストの心苦しさが増したように思います。
    宜しければ、お時間のある時に目を通していただければと思います。

    誰よりも先に、ご報告に参りました。
    文字数は少しだけ増えてしまいましたが、より良いものになっていればと願うばかりです。
    ……なっていますように!

    失礼致しました。
  • 仲咲香里さま

    修正前の描写を思い出しながら「纏」を読み返しました。
    読後の感想は……本当に凄い! この一言に尽きます。

    何がどう凄いのかというと、一途な弥生の言動にときめきつつ恋の行方にしんみりさせるラストへの筆遣いが堪らなかった良作が、心臓がもたないままクライマックスを迎える秀作に生まれ変わっていることです。

    「弥生の胸の奥底から、急速に広がったであろう熱を冷ますかのように、川の流れを受けた風が弥生の頬をさらう。」

    「直義もまた覚悟を決める為の、僅かな躊躇であったのだろうか。」

    「微かに震える両の瞼を、弥生が息を止め、静かに閉じた。」

    特にこれらの描写がツボに入りました。きゅんきゅんし過ぎて死にそうになるほど大満足です。

    仲咲さまの実力、恐れ入りました。
  • 羽間慧さま

    羽間さんからのお返事、大緊張しながら一字ずつ読みました。
    そして、大感動&大感激しました!
    あの羽間さんがキュン死にっ? 最高のお言葉に、本当に見直してみて良かったなと思います。

    羽間さんからアドバイスいただいた部分、三人称を意識する余り、距離を置いて見過ぎてたなと、今回は弥生一人称のつもりで考えてみたんです。そうしたら、見えてなかったものが見えてきました。
    そうか、弥生はこの時初めて、好きな人から直接好きって言ってもらえたんだなと。今までは、曖昧な手紙のやり取りと、意味深な最後の言葉だけだったのに。全てを捨てて、いくつもの罪をおかして、やっと想いが通じて、こんなに嬉しいことはないと。
    目を閉じるところは、うん、きっと目を閉じるなとそのまま使わせていただきました。すみません、そして、ありがとうございます。

    今回、このような機会を与えていただけたこと、心から嬉しく思います。
    羽間さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
    本当に、ありがとうございました!

    あの……後一つだけご相談なのですが。
    今、前後編の作りになっているんですが、文字数的には、前・中・後編とするのがセオリーなのかなと思ってみたり。
    そうすると、過去の回想部分で一度切るのが切りがいいかなぁと。でも、これはこれでいいようなとも思ってみたりしています。

    重ね重ね申し訳ありませんが、羽間さんはどう思われますか?
    ご意見いただければ幸いです。
    長文、失礼致しました!
  • 仲咲香里さま

    中性的なペンネームですが、中身は二十の女子大生なんです。
    これほどの大作を目にしてきゅんきゅんしない訳ないじゃないですか(^^ )

    私は5000字近い短編小説を投稿するときに3~4話ほど分割して読みやすくしていますが、「纏」の体裁を考えると前後編のままの方が読みやすいと思います。後編にはラストまで一気に読ませる力があるので、文字数の多さに困る読者さまはあまりいないはずです。

    むしろ、ときめきによる瀕死のあまり気付かないのでは……?
    と思いを巡らせています。
    私自身、後編の文字数を問題視していなかったので。

    こちらこそ推敲ありがとうございました。
  • 羽間慧さま

    えええーっっ!?
    すみません、私ずっと男性だとばかり思っていました(汗)
    自主企画や作品の雰囲気から、クールで知的な香りがしていたので、例えるなら、いつも文庫本を読んでるメガネをかけた近寄り難い雰囲気の生徒会長、みたいな。すみませんっ。
    作中で「胸キュン」とか使おうものなら、舌打ちして即閉じられそうな……。すみませんっっ!

    なので、羽間さんが顔文字使われていたのがとっても意外で、実はお茶目な一面もあるんだなぁと微笑ましく思っていました。
    でも、すごく親近感が沸きましたー(*´∇`*)
    こんな素敵な出会いがあるから、私、他の作者様と交流するのが好きなんですよねー♪

    羽間さんにアドバイスいただいたとおり、「纏」はこのまま前後編にしようと思います。
    この度は本当に本当に、ありがとうございました!
  • 仲咲香里さま

    えええーっっ!? はこちらの台詞です!
    いい線ついているじゃないですか(汗)
    いつもぶ厚い本を読んでいるメガネをかけた優等生タイプです。
    講義で田山花袋の「蒲団」や泉鏡花の「外科室」を読んだ後、絶叫したいのを堪えて必死で無表情を装うとするような大人しめの……すみませんっ!
    いい意味でイメージが崩れているといいのですが。

    ちなみに仲咲さまに対して言葉の引き出しを多く持つ、芯はあるのだけれどどこかはかなさを持つ柔らかな女性というイメージを持っています。可憐なペンネームに惑わされているだけでしょうか?(^_^;)

    いつも楽しいコメントを送ってくださりありがとうございます。これからもよろしくお願いします!
  • 羽間慧さま

    優等生タイプ(笑)
    大丈夫です。良い意味でイメージ変わりましたよ(*´꒳`*) 必死で取り繕う姿を想像して笑ってしまいました。

    おお、私のイメージ、そんな感じで言われることが多いです(汗)
    特に儚くて可憐なところなんかまさに……ウソです。すみません!
    でも、芯があるとは言われますね。あと、私は人見知りなんですけど、友だち含め、誰も信じてくれません(涙)
    近況ノートでは、ほとんど素で交流させていただいてるので、たまに引かれてるんじゃないかなと不安になることもあります(^-^;

    こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いします。
  • 羽間慧さん

    沢山の作品を読んでくださってありがとうございます(^o^)v
    毎回いただく星や応援には、すごくげんきを貰っています。今私生活でゴタゴタがあって疲れていたのて、とても励みになりました。ありがとうございます\(^o^)/
  • 羽間慧さん

    連続コメント失礼します。
    『シンデレラとカボチャの煮付け』に星とレビューをくださってありがとうございます。
    この作品はカクヨムに投稿した初の長編で思い入れもあるので、読んでもらえて嬉しいです。

    どのキャラクターも力を入れて作ったので、『お気に入りのキャラクターを見つけてください』の一文が特に嬉しかったです。
    いつも本当にありがとうございます<(_ _)>
  • 無月弟さま

    返信する前に新しいコメントが来てしまいましたね(^_^;)
    無月弟さまのコメントにこちらも元気をもらっています。
    ちゃんと読んでいるので安心してくださいね(*^^*)

    「シンデレラとカボチャの煮付け」のレビュー文をやっと書き上げたので、昨日投稿しました。満足していただいて嬉しいです。
    素敵なキャラクターばかりで、最後の文章はすぐに思い浮かびました。

    ちなみに、私の中のMVPは裸の王様です。何だかんだで記憶に残る立ち位置だったと思います。
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