こんばんは、はっとりです( 翁)
『こんなにも』休載から10日あまり、「続きが気になる」「体に気を付けて」などなどなど、多くのコメントや作品の感想をいただいており……とてもとても嬉しい一方で、果たして『こんなにも』休載の判断が本当に正しかったのか……と、書いたり消したりを繰り返しながらぐるぐるとする日々です。\(;公)ノ
『こんなにも行きたかった異世界 ~最弱の少年は、ただ復讐のために魔女の手を取り力を求む~』。
タイトルからして試行錯誤のアトが残る、いまだ全然ナットクのいっていない物語です。今もなお。
この物語の初期案が生まれたのは、もう今から14年ほども前の話になります。
その時から人と違うことをする、つまり「逆張り」が人生の基本則であった中二病まっさかりであったはっとり少年は、
「人気なラノベの逆を書いてやるぜwwwうはww俺天才ww」
と、当時流行っていた「主人公最強」ジャンルの物語の逆張り、つまり「主人公最弱」物語を作ろうとしました。
そうして、「プロット」という言葉の意味さえ理解していなかった少年の行き当たりばったりな脳ミソで生み出されたのが、『こんなにも』第1形態。
当時のタイトルは当時ハマっていたゲームの必殺技の名前の丸パクリでした。
懐かしい。黄金の太陽。(;翁)
最強の主人公が引き立て役な敵に圧勝し、周囲が「さすが主人公!」とホメたたえる。
そんな物語の逆。
最弱の主人公が、いかにも『主人公最強』モノで主人公を張ってそうな最強イケメンモテ男を、物理的にも社会的にもメチャクチャにする物語。
……今思えば、既に学校という社会のカーストを自分から転げ落ちつつあったはっとり少年のウップンも多分に込められていたのでしょう。
そんなはっとり少年が生み出した主人公の名は「田中圭」。
これも流行りの逆張りで「あえて狙ってないカンジの苗字かっけーwwww」……と大海を知らぬはっとり少年は思ってましたが、ほどなくして全くの同姓同名の俳優さんがいることを認知。
田中圭さんという現実の最強主人公を前にあっさり逃げの一手、二転三転した挙句「天瀬圭」という名前に落ち着きました。
結局あまり見かけない苗字になっている辺り、はっとり少年も少しは成長したようです。
物語自体も、最初は「母と妹を殺した父に復讐して終わり」だった(家族大好きアマセくんがあまり父親のことを語らないのはこのへんの設定の名残だったりします)ものを、あんちょこのようなノートにプロットを書き切っただけで満足してしまい。
身長の伸びは中学1年で完全に止まってしまったはっとり少年の微々たる成長と長編好きが作用し、2度の書き直しを経て現在の『こんなにも』に落ち着いた次第です。
まだ連載途中ですが、物語のテーマもストーリーも、最初のものとは360°違うのでネタバレではありません、ご安心を(1周)。
……話を取っ散らかしがちなのが私の悪いクセ。(;翁)
まあ何が言いたいかと言いますと……連載休止は、私にとっても苦しい選択だ、ということ。
描きたいエピソードも山とある。
描きたいキャラも山とある。
物語もまだまだ続く。
書きたい意欲も少しも衰えていない。
この物語を「面白い」と思えている。
他の物語を作っていても、頭の中では日々『こんなにも』の続きが更新され続けています。
正直申しまして、固定の読者の方までついてくださっているこの物語をここで書き留めるのが、書き留めなければ先に進めない自分が悔しくて恨めしくて仕方ありません。
でも、だからこそこんな「面白い」物語を書ける自分を、このまま試し尽くさずには終われないと強く思うのです。
独り善がりかもしれません。
思い上がりかもしれません。
日に数百程度しか読まれない人間が、数千数万数十万の読者を抱える方々のいる大海へ踏み出しても溺死するだけかもしれません。
それでもいい。
それでもいいから、この「面白い」をどれだけの人に面白いと思ってもらえるか、試し尽くしたいのです。
度重なる更新遅れやお休みで、さんざん読者の皆様を不安にさせてきた私が言えたことではないのですが、言わせてください。
『こんなにも行きたかった異世界』はここで終わりません。
打ち切りません。
絶対に、
どれだけ時間がかかろうとも、
万が一時が経って皆さんがこの物語を忘れることがあっても、
読者が私一人になったとしても、
必ず完結させます。
だから、安心して……はっとりが死なないこと「だけ」を、心配していてください。(m;公)mすみません!夜更かしとか暴食とか不摂生が原因の体調不良で更新を休んですみません!!!
この悪癖もいずれ必ず直していきます!!!!!
……と、大げさな表現で香ばしい「スキあらば自分語り」をここまで1800字かけてやってまいりましたが(;翁)、ここからは今現在はっとりは何しとんねん、って話です。
それを伝えるために今後、定期的に活動報告をしていこうと考えてます。
これにより、はっとりがそれなりにサボらなくなる……と思います。(;翁)ほんとナマけものです
で、さっそく今の話なのですが。
ひとまず、直近で出す新人賞を決めました。
「グラスト創刊記念コンテスト」
に、新作読み切り長編で挑戦します!!
〆切は2月23日とすでにデッドラインなのですが、なんとか目算はついています。
異世界ファンタジーもので、特に『こんなにも』を読んでいただいていた方にはもしかすると、「考察しがい」のある……物語になるかもしれません。
今回は『こんなにも』に似た形式ですが、いずれは他ジャンルの短編、中編にも挑戦していけたら……と考えてます。
生臭坊主の私です、とにかく〆切を設け数をこなすことも……というかとにかく活動することが超大事。
10分活動して2時間休んでる場合じゃない。(;翁)ホントになまけものです
なので、近いうちに……新作を分割し、また毎日投稿を始める予定です。
楽しみにしてくれる方は、どうぞお楽しみに。
それでは来週、またお会いしましょう。
がんばるがんばる、がんばるぞー……!!
はっとりおきな