最新話『第155話 働かない女の考察』更新しました!
かなめは雑巾を絞るように誠に命じた。
誠は何もしないかなめを恨みの目で見つめていた。
そんなかなめは誠に法術師に成った感想を聞いた。
誠は法術師と自分が知る前の方が気楽だったと答えた。
何も知らずに死ぬ方が今の様に自分を狙って襲ってくる敵に殺されるよりましだと言った。
かなめは法術師の存在は遼州人でも極めてレアな存在だと言った。
純血の遼州人であることが確実の遼帝国の帝家でさえ、初代遼薫、廃帝ハド、そして現皇帝遼献の三人しか法術師はいないと言う。
誠は襲われて殺される自分を想像し恐怖した。
そんな誠をかなめは必ず守ると言った。