最新話『第37話 『駄目人間』と『公安の女剃刀』』
『公安の女剃刀』の異名で知られる安城はまず、嵯峨が独占している『近藤事件』の資金情報を嵯峨に求めた。
嵯峨はあっさりそこのデータに入力できるパスワードを渡すが、安城がそれだけの為に来たわけでは無いと看破していた。
安城としては司法局の実力部隊の隊長の総意として法術特捜の設立の後押しをすることで同意を取りたいと言った。
安城の『公安機動隊』はサイボーグばかりで構成された実力部隊だが、物理攻撃には自信があったが法術師相手の戦闘には不安が伴った。
それに対応する法術特捜。その必要性を安城は感じていた。
嵯峨はそんなものは本局の会議で取ればいいと言うが、安城は嵯峨はその時は寝ていると言った。
本局の会議には『ビッグブラザー』の息のかかった人間も出ているのでそんな会議など意味が無いと言った。