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素敵な音楽体験

この頃、低浮上というか、新作が少ないですが生きてます。寧ろ、ネットではよくある話で、リアルが多忙なだけで至って元気(?)と言えるかも知れません。
病気治療のほうは、ステロイドoffに到達して二か月が経ち、婦人科系など体調に変化が多発して落ち着きませんが、常用薬が減るというのは非常に嬉しいことです。この段階に至るまで七年掛かりましたから、ようやくという感じです。とはいえ、注射を併用して何とか持ち堪えている現状なので、再燃のないように、無理なく療養を続けないといけません。動きたくて仕方ないのを抑えつつ、自らの身体と相談しながらの生活です。

さて、治療に大事なことは無理をしないだけではなく、ストレスを溜めないということ。これが私のような性格の人間には難しいのです。
しかし幸運なことに、私には趣味があります。特にストレスを浄化してくれるのは音楽。とりわけライヴですが、今月また素晴らしい体験をしました。まさしく感無量という言葉の使い所です。
読書家の方ならばご存知かと思います、町田康さんのバンド「汝、我が民に非ズ」間近で聴かせて頂きました。本当に素敵な一夜を過ごして参りました。
大変失礼ながら、私は町田さんの小説などは読んでいても、音楽に関しては「INU」で情報が止まっていましたので、現在を体感すべく、地元の公演に馳せ参じたわけです。非常に久しぶりの旅公演とのことで、タイミングに感謝です。極上の音楽の後にはご本人による署名のサービスもあり、先行販売の新譜に直筆頂くという貴重な時間を賜りました。図々しくも握手してくださいと言うと丁寧に応じてくださり、しっかり笑顔を交わせたこと、一生の思い出になりました。ありがとうございます。
余韻が高じて手持ちの本を片っ端から読み直すなど。どうやっても真似出来ない文字のビート、それから、こちらは未読だったのですが、保護猫や犬との暮らしを綴ったエッセイも続々と増えていて、実に味わい深いのです。
パンクって優しいのよ。──結局、行き着く答えはそれ。
町田さんの笑顔も、本当に優しかったですよ。

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