思いつきで軽いエッセイを書いてみたのだけど、結局、軽くはない自分語りによって思考の整理をさせてもらっただけだったので、読んでくださった方にはキャッチコピー詐欺みたいで…すみません、ありがとうございました。
最近好きになったミュージシャンが言っていた「良い小説とは、作品の中に自分の気配を見せないもの」という言葉も心の片隅に置いて、今後は本当の意味で小説を書きたいなあと思っています。純粋なる創作を。
過去作のシリーズは二次創作に近いコメディですので、一部のわかるオタク向けというイメージが否めないですし、やはりモデルになった推しの方々に対する申し訳なさが拭いきれません。
リアルにお会いする貴重な機会がある度、猛烈に反省しています。
それでも、私にとって書く(創る)きっかけだったことも事実であり、ロックは原点なのです。
近々、完結編というか、卒業編を書いて、好きな音楽の詰め合わせのようなシリーズをまとめたいと思います。
今はデジタルで簡単にプレイリストを作れるけれど、昔はカセットテープにCDからダビングして、曲間を空けて、A面とB面のバランスを考えて、ジャケをレタリングしたり、手描きで装飾したりして、自己満足でしかない一つ一つの作業に夢中になったものです。
推敲や修正を繰り返す行程は、どちらかというと、そんな昔ながらの作業に似ていて、細かいことが好きな自分を思い出すのです。