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新連載小説「日ノ出家の救護機械」を4/5から毎日更新します

新連載のSF長編小説「日ノ出家の救護機械」を4/5 00:00から投稿します!!半年くらいずっと書き溜めていた自信作です。第31回電撃小説大賞応募作品です(18万字以内で頑張って完結させます)。興味ある方はぜひチラッとでも読んでみてください~
※近況ノートに載せたあらすじはラストの展開を伏せていますが、応募作品の紹介文にはラストまでのネタバレがあります。

余談ですが、この話も私の見た実際の夢を元にしています。第14章に出てくる回想シーンが夢の内容を反映しています(他の部分は夢を元に膨らませてます)。


【以下あらすじ】

――二三七三年、世界は氷河期を迎え、凍り付いていた。
主人公の世奈は、地下にある難民キャンプ内の孤児院で院長として子供たちの世話をしていた。一緒に暮らす幼馴染みの遥は、救助隊の地上遠征班として危険な任務に駆り出され、酷使される日々に絶望していた。

ある日、キャンプに救護機械の「サラダ」がやってくる。サラダは機械でありながら驚くほど感情的であり、キャンプの人々を驚かせる。キャンプのリーダーを務める主馬とシステム制御AI「アテルイ」の采配により、サラダは孤児院の一員として迎えられることになる。

その後、遥は地上遠征でヒグマの襲撃に遭い、怪我をして療養することになる。一方、世奈の所に地上遠征班の班長である恭太郎が訪れ、孤児院の子供たちに救助隊になるための訓練を受けさせろと迫る。それにより世奈と遥は、孤児院と救助隊という立場の違いが元で対立してしまう。恭太郎の指示もあり、遥は孤児院から去る。

世奈とサラダはリーダーたちに相談しに行くものの、解決の糸口は見つからない。さらに、サラダのAIに生じた異常が人間にとって危険だと分かり、サラダはITエンジニア部門に引き渡される。調べていくうちに、サラダの異常を直すにはデータの初期化が必要であることが明らかになる。

孤児院を案じたサラダは、ITエンジニア部門を脱出する。孤児院の状況を見て怒りを感じたサラダは、世奈に遥を会わせるために、遥のいる救助隊地上遠征班の女子寮へと向かう。
遥の行動を制限しているナノマシンを無力化するため、サラダは強引に遥の脳へ接続を行う。その際、遥はサラダの過去の記憶を垣間見る。それは、地上でサラダが共に過ごした「日ノ出家」の人々との、暖かくも悲しい記憶だった——。

2件のコメント

  • 楽しみに待ちます!
  • ありがとうございますー!!
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