―――――――――――――――――
第五章第8話(前編)の主要登場人物一覧
―――――――――――――――――
■主要人物
・ルイス・ディアンジェロ(18歳/雲南の軍政長官)
摩梭族の村で客人として迎えられ、格姆女神山の探索で熊を射殺して捕虜たちを救い、薬草で治療まで担う。
・ヘクター・ハミルトン(28歳/ルイスの父、石油事業家)
アンヘルの電話で危機を知り、即座に中国へ飛ぶ決断をして動き出す。
・エリザベス・ハミルトン(48歳/チャールズの妻)
電話の内容を盗み聞きし、金で身辺を片づけて同行を強行し、旅の構図を決めてしまう。
・アンヘル・ディアンジェロ(16歳/ルイスの弟)
ニューヨークから知らせを入れ、父に救援を頼み、事態を大きく転がす発火点になる。
・|周恩来《ジョウ・エンライ》(37歳/捕虜兵)
格姆女神山で熊に襲われ重傷を負い、村で療養しながら一行の緊張の中心となる。
・|宋慶齢《ソン・チンリン》(42歳/捕虜兵)
洞窟と女神山の説明で場を支え、のちに世界情勢を語ってルイスの認識を揺さぶる役を担う。
・|王光美《ワン・グアンメイ》(14歳/捕虜兵)
子どもの好奇心で村と一行の距離を縮め、会話の温度を変える。
・|賀子珍《ホー・ズーヂェン》(25歳/捕虜兵)
熊に殺されかけたところを救われ、治療を観察して書き留め、ルイスへの感情が芽を出す。
・ナムゾン(40歳/摩梭族の族長)
落水下村の受け入れ側として一行を抱え、村の空気を現実の生活に引き戻す。
・ラモ(36歳/ナムゾンの妻)
朝食の段取りを取り、採集物を喜んで受け、家の内側から交流を進める。
・ソナム(12歳/ナムゾンの息子)
洞窟と山の案内役として先頭を歩き、危険の現場へ一行を連れて行く。
■協力者・関係者
・ソフィア(ヘクターの妻)
農場や家の留守を任される名で出て、ヘクターの即応を現実にする。
・マリア(ヘクターの娘)
石油事業を託され、ヘクター不在の穴を埋める役として言及される。
・エドゥアルド(マフィアのボス)
追跡を受けて香港へ逃げたと伝えられ、危機の輪郭を決める。
・クラウディア・コステロ(追跡者)
ルイス亡命を嗅ぎつけた存在として語られ、追われる理由を具体化する。
・チャールズ・ハミルトン(エリザベスの夫)
エリザベスが金で黙らせた相手として出て、彼女の強引さを裏打ちする。
―――――――――――――――――