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九尾の末裔最新話 プチ解説

 皆様こんにちは、斑猫です。
 今回は解説したい事が多いので解説コーナーを設けました。
・三國さんの配下・堀川さんの正体
→堀川さんの正体は黒𤯝(しい)という獣妖怪です。山犬や狼のような姿なのですが、盛り上がった頭部とゴボウのような尻尾が特徴ですね。走る速度は早く、尚且つ触れると肌や喉を傷つけられるとされています。
 牛馬を襲う事もあるというので、牛肉とか馬肉とかも好きなのかもしれません。
 名字はゴボウのような尻尾→堀川ゴボウから取ってます。
 セルフパロ作品「雷獣様の兄~」にも登場予定です。

・狗賓天狗と白狼天狗
→天狗と言えば鴉天狗や人型の大天狗が有名ですが、狼の姿をした狗賓天狗や白狼天狗も存在します。
 狗賓天狗は犬や狼に似た姿をしており、鴉天狗や大天狗の遣いとされています。
 白狼天狗は木の葉天狗とも言われており、老いた狼が天狗になったものと言われています。また神通力が少ないともされ、やはり天狗たちの中では低い地位にあると言われています。
 白狼天狗に関しては弾幕ゲームの東方プロ〇ェクトにも登場しているので、ご存じの方も多いかもしれませんね。

・山鳥と雉
→どちらもキジ科の鳥類です。山鳥のメスと雉のメスの姿は似ておりますが、山鳥のメスの方が赤みが強いようです。
 また、近縁種である為雉と山鳥の交雑種も生まれる事があるそうです。
 
 妖怪絡みの解説に移りましょう。
 日本においては雉の妖怪譚は少ない反面、山鳥は妖怪譚に事欠きません。オスの山鳥の場合、尾羽の模様が12~13に増えると人を化かすとされてきました。その一方で以上に模様の多い尾羽は魔性の者を見抜く能力が宿っているともされています。那須野に逃げた玉藻御前も、この山鳥の尾で正体を見抜かれたと言いますし……
 思っていた以上に山鳥と九尾の因縁は深そうです。

8件のコメント

  • おひさです。

    へぇ~。
    黒𤯝は完全に初めて知りました~。
    あと山鳥も、鳥の方は知ってますが妖怪がらみの奴は知りませんでした。
    勉強になります!

    若干関係ない話ですが、最近クトゥルフ神話にドはまりしてしまったので、他の幻獣や妖怪があんまり調べれてないんですよね~。
    因みに、気に入った邪神はイタクァ、ハスター、クトゥグア、チクタクマン(ニャルラトホテプ)、ヨグ=ソトース、そしてアザトースですね。
    斑猫さんは、どんな邪神がお好きですか?
  •  友友様
     お久し振りです。コメントありがとうございます。そうですね、黒𤯝は割合マニアックな妖怪なのであんまり登場しないですもんね。似た妖怪のカマイタチ、送り狼は有名ですが。
     妖怪絡みの話は本当に奥が深いです。本文に註釈を入れるのが苦手なので、こっちで結構解説してますね。

     私が好きな邪神は……最近はヨグ=ソトースとシュブ=ニグラスですね。若い頃は普通にニャルラトホテプが好きでした。
     実はメイン連載にもヨグ様の眷属とかが登場してます。オリジナルキャラ、独自解釈ですけどね。
  • おお~!
    ヨグ=ソトースの眷属、あちらでも登場してるんですね~。
    それはそれは、すっごく面白そうです。
    いい加減「九尾の末裔」シリーズを読まなくては…。
    因みに、ご存じかもですが、クトゥルフしわ本編に登場するヨグ=ソトースの眷属は、イブ=ツトゥル、バグ=シャース、ソトース、そしてヨグ=ソトースの球体です。

    あ、因みにですが。
    僕は自分が書いてる異世界ファンタジーの小説で、クトゥルフ神話に登場する旧支配者や外なる神モデルのキャラクターを出したりしてますよ~。
  •  斑猫です。
     ヨグ様は子だくさんなので眷属とかいっぱいいそうですよね。
     拙作では九頭雉鶏精が時間を操る能力を持つ、という所に着目し、彼女とその弟がヨグ様の子孫、という裏設定があります。
    ※九頭雉鶏精が時間を操る、というのも漫画設定なのですが……

     九尾シリーズを読んで下さるとは嬉しい限りです。
     但し、やや大人向けの作品ですしバイオレンスな表現も所々ありますので、「怖い」と思ったら無理に読み進めないでくださいね。
     性描写は絶無ですのでそこは安心してください。恋愛要素・ラブコメ要素が無いって事でもあるんですが(爆)
  • 確かに、ヨグ=ソトースは子沢山ですよね~。
    ……尚、シュブ=ニグラスを妻としてますが、互いに不倫不貞は数えきれないとの事。
    人間との間にも混血児儲けてますし。
    そもそも、シュブ=ニグラスは性に見境が無いほど淫蕩な女神のようですからね~。
    何なら息子のハスターと交わってイタクァ、ツァールとロイガーを儲けてますし。
    なので、不倫されるのは運命だったのかもしれませんね…。

    あ、バイオレンス描写はこちらも同じです。
    今の所、悪魔の狂騒曲(カプリシオ)と言う作品だけですが。
  •  仰る通りですよね。
     ですが、妻のシュブ=ニグラスも大概だったりするのです。ハスタートの件は有名ですが、マイノグーラ(ニャル様の従姉)と交わってティンダロスの猟犬の先祖を生んだりしているみたいです。
     しかもヨグ様とティンダロスの大君主・ミゼーア様は覇権を争ってしのぎを削っているらしいですからね……ドロドロ感が凄いっす。
  • ですね~。
    ヨグ=ソトースがミゼーアと戦う羽目になった原因作ったのも、シュブ=ニグラスなんですよね~。
    ある意味、彼女は彼女でニャルラトホテプと一緒でトリックスターなのでは?
    そう思う時もあります。
  •  成程、シュブ様もトリックスター説ですか。それは興味深いですねぇ。なおヨグ様同様シュブ様も人間との間に仔を設ける事も時々あるみたいです。妊娠した人は発狂する模様(滝汗)
     あとフォロワーの方の作品では男でも孕んでおりました(爆)

     原作ではシュブ様って登場シーンが少ないんでどのような性格なのかは謎ですが、後世の設定で「人間になった時は脳も人間レベルに落ちる(!)ので感情に振り回されがちになる」という素敵な設定がございます。

     そう言えば「姉なるもの」という漫画がありまして、シュブ=ニグラスと思しき邪神が主人公(ショタ)の姉になるというお話でしたね。
     あとティンダロスの猟犬らしきものも出ており、こちらは主人公の保護者(叔父であり主人公の母の従弟でもある)の初恋の人(=主人公の母親)に擬態しているっていう設定でした(大爆発)
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