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【また評論】奴隷「美少女」が廉価で売られている設定について僕なりに考察してみた

 皆様こんにちは、斑猫です。
 創作論に乗っける前にここに書いてみます。
 内容がアレな内容なので、ちょっと閲覧注意ですね。

 よく創作論とかで取り上げられる話題の中で、「主人公が奴隷少女をゲットする」というシーンがあります。オーソドックスに(?)購入する、奴隷市場を襲撃して救出する等々バリエーションはありますが。
 その中で、美少女が廉価で売られているという話も時々見かけますよね? 呪いが掛かっている、不治の病、大怪我をしたからという理由がある場合もありますが(もちろんこれは主人公の御業で回復させるまでがワンセットですね)、何となくご都合主義の香りを感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 ある時思ったのですが、「異世界では美醜の基準が現世とは異なる」という設定にすれば、主人公から見た「美少女」奴隷が廉価な理由は明確になると思ったのです。
 ルッキズムに喧嘩を売るような内容で恐縮ですが、そもそも美人・美形の基準は時代と共に変化します。国によっても違いがあるでしょう。であれば、異世界での「美人」と主人公(現世由来)の「美人」が同じである確率の方が低いと考えるのはおかしな話ではありません。
 但し、
・主人公が転移、転生者などの現世由来の人物に限る
・異世界での「美人」の基準が判る描写を入れる
 という注意事項はありますが。
 そう言う内容を差し挟めば、他の異世界転移・転生ものの奴隷ヒロインの話と差が付くのではないでしょうか……

6件のコメント

  • 斑猫様、こんにちは😊
    いつも凄く丁寧なご返信を頂き、本当にありがとうございますm(_ _)m✨✨


    美少女の奴隷は、公式発売物でほんとよく見ますね。(無料マンガ参考です)
    カクヨムさんでは把握できてませんが、物語のどこかに、『奴隷』とはよくお見かけします。

    ニュアンスは違えど、『配下』、『執事』と『メイド』と『使用人』など、大きく一括にするとしたら、奴隷のカテゴリーになりますか?(*´艸`*)

    色々違うので、奴隷のカテゴリーにはならないでしょうか?😊
    奴隷というスパイスは、物書きとしては大変魅力的です✨✨




    》・異世界での「美人」の基準が判る描写を入れる

    平安時代の美人は『おたふく』?みたいな……つぶらな瞳で、おちょぼ口、ふっくらした頬に、太く小さな眉毛が、『美人』の部類でしたよね?(違ったらすみません)
    お歯黒? 歯に墨を塗る習慣など……歯が黒いって、現代ではめちゃめちゃ恐いですね

    美人の価値観が違ったら、凄いリアリティーが生まれますね😊
  • 斑猫です。
     確かに言われてみれば、奴隷のイメージも広いですね。
     私個人としましては、配下・執事・メイド・使用人は奴隷と違うかなと思っておりました。
     しかし、歴史と照らし合わせますと、使用人やメイドもある種の奴隷と見做されている所もありますからね。その辺り、歴史にはちと疎くて申し訳ないです……
     別の創作論では、奴隷がある種の人材派遣と考えられるかもという説がありました。
     多分ですが、自分の意思で働いている人は奴隷ではないという感じかもですね。むしろネタを提供して下さりありがたいです。

     そして平安時代の美人も今とは違いますものね。あと、中世ヨーロッパでは全体的にふとましい女性が美人と見做されていたみたいです。今は結構ほっそりしている人が美人とされるので、当時の人からは「?」となっていたかもですね。
     毎度有難うございます!
  • 斑猫様😊

    お忙しい中、お早いご返信を頂き、大変恐縮です(*´艸`*)
    斑猫様、すみませんm(_ _)m私の伝え方が悪く、誤解を招いてしまいました!
    『ルビ』ですが、斑猫様のやりやすいようにされて下さいませm(_ _)m

    漢字や意味がわからないのは、私の力不足なのです。その都度スマホでささっと検索できますので大丈夫です(*´∀`*)ご心配おかけして申し訳ございませんm(_ _)m

    そもそも『小説が好き』な方々は私と違って、凄く博識なのです😊
    そして無知な私ですら、『ルビふり』はかなり労力を消耗します💦ルビふりたくないです!
    国語の教科書もルビをしてくれませんから。
    斑猫様、これからもどんどん漢字を書いて下さいませ(*´艸`*)✨✨ばっちこーいです😊


    》自分の意思で働いている人は奴隷ではない

    ですね(✽ ゚д゚ ✽)とても納得しました✨✨

    斑猫様、今日もたくさん、色々なことを教えて頂き、本当にありがとうございますm(_ _)m
  • 七海様
     こちらこそありがとうございます。
     ルビの件は承知しました。
     創作論の方で「美少女奴隷」の件について書こうと思っておりましたが、そもそも奴隷とは(哲学)という事も書かねばと思った次第ですね。
     そう言えば昔はピラミッドを作った人々は奴隷だと思われていたそうですが、近年の研究で普通の労働者である事が判明したそうです。
     ちなみに出欠記録も残っており、欠席理由も書かれていました。
    「コブラに咬まれた」「体調不良」などという普通(?)の理由だけに留まらず、「二日酔いでダウンしている」「お誕生日会だから」「家族をミイラにしている」などというぶっ飛びな理由もあったみたいですね(爆)
  • 斑猫様

     少し考えさせられる文章でした。正直、異世界で出会う人を描写する時に、「普通の女性」とか「醜い女性」とかは、記載しても感覚で伝わるのか不安があります。
     「胸の大きさ」に異様にこだわる人は読んだことがありますが。
     美男美女しかいない世界、もしくは、顔に怪我を負った奴隷の購入とかなら分かるのですが、「美醜の基準が現世とは異なる」というのは、発想としてありませんでした。
     それと、「時代による」のも納得です。国による違いもあると思いますし。
     ・異世界での「美人」の基準が判る描写を入れる
     難しいのでしょうか、ヒローインを引き立てるのに必要かもしれません。考えてみたいと思います。
  • 信仙様 
     お久しぶりです。このコラムに興味を持っていただきありがとうございます。
     確かに小説にて美醜を記載・表現するのは難しいのですが、そう言う背景があるのでは? と思いコラムにしました。
     そのような考えに至ったのは中野京子先生の「怖い絵」シリーズの内容を思い出したからです。と言いますのも、現代ではメリハリのある体型が好まれますが、中世ヨーロッパでは全体的にふとましい体型の方が好まれたそうです。ここでもすでに体型のみですが違いがあります。

     異世界転移・転生した主人公が、「その世界では」美人ではないヒロインと行動を共にする……そういった作品の方が色々と興味深いのではないかと思うのです。
     私も今異世界ものを書いておりますので、もしかしたらこの内容を反映させるかもです。
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