小説を書く練習のために詩を書き始めた。
だから僕の詩には主人公がいて、物語があって、それなりの設定がある。詩集となると更に顕著で、例えば詩同士に繋がりを持たせることがある。同じ単語を意図的に使い回したり、似たモチーフを用いたりする。
主人公の心情を描く詩、という意味では抒情詩が近い。
僕にとって詩は、詩的な言葉で書く小説だ。
単純に思ったことを書き連ねた詩や、見たままを転写したような詩は書いていてつまらない。そこにあるのは綺麗な言葉だけであって、文字には何の意味も無い。
読むときもそうだ。
そう感じてしまう。
だから僕には他人の詩を読む才能がない。
自主企画はそんな自分に嫌気がさして、荒療治を目的に開催した。
そして運良く自分好みの詩人に出会えないかとも考えている。
参加してくださった皆さんには申し訳ない理由だけど、同時に本当にうれしく思っています。
皆さんも自己満足で詩を書いていきましょうね。