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詳細プロットを組む1

みなさんこんにちは。

ハマーです。


今回はどんなお話を書くかは決めたけど、中身がスカスカだ!

そんな方に向けての近況ノートです。


最初のプロットを組むときに始点と終点が決まると思いますが、
中身を詰めていくのって結構悩みますよね。

そんな皆様に向けて、ハマーなりのやり方を書いていきます。

一般的な王道ファンタジーが説明しやすいので、これを例にしましょう。


始点 勇者が誕生する(魔王討伐に任命される
終点 魔王を倒す(ハッピーエンド

まあこんな感じでしょうか。

ここから中身を詰めていくわけですが、
まず大事になるのは、あなたがこの小説でやりたいことは何なのか。
それを明確にすることです。

昨今のライトノベルでは独自性が求められているので、
どのようにテンプレートな始まり方をしたとしても、
最終的に必要なのは独自性になるでしょう。

勇者と魔王の話はあまりにも擦られすぎている王道ジャンルなのですが、
まだまだ金脈として掘り続けられるとハマーは思います。

少し前に話題になった作品に
『誰が勇者を殺したか』著 駄犬
という作品がありました。

これはまぁタイトル通りの話ではあるのですが、
こんな切り口があったのかとハマーは膝を打ちましたね。

さて、話を戻しますが、
作品で何がやりたいのか、何を描きたいのか。
どこで面白いを生み出すのか。

例えば
勇者と魔王のガチバトルがやりたい
ということにしましょう。

そうした場合、当然ながらバトルシーンだけでは全てが埋まることはないわけです。
むしろ300ページ(大体のライトノベル一冊分)ずっと戦って成立する話があれば逆に見てみたい気もする・・・。


次に作品内に入れたい要素を書き出しましょう。
かっこいいバトルシーン、主人公たちの成長、ヒロインとのイチャコラ。

ここからへんが定番でしょうか。

書き出し終えたら、これらの要素を組み合わせつつプロットを作ります。

まずかっこいいバトルシーンと、主人公たちの成長が要素にあるので、
ここで主人公たちが成長しなければ倒せないほど、魔王またはその軍勢が強いことが導き出されると思います。

ここで勇者の成長を特訓シーンとして書くのか、戦いの中で成長するかは作者次第作風次第ですかね。

また魔王を倒すための特別な武器を入手するなども定番だと思います。


次にヒロインとのイチャコラですが、これを主人公の成長、かっこいいバトルシーンと組み合わせることもできます

成長には心の成長も含まれるので、ヒロインとのイチャコラシーンを作る際に、ヒロインの悩みを解決する話であったり、お互いの距離感が近づいたので心の内を曝け出すことも心の成長に繋がると思います。

またかっこいいバトルシーンと組み合わせた場合、
例えば主人公とヒロインが背中合わせで戦うシーンはめちゃくちゃかっこいいし、二人が息を合わせて戦う様は、一種のイチャコラと言えるでしょう。

イチャコラは平穏な時間にしかできないよね、成長は訓練しないとできないよね。
これらは王道で素晴らしい展開ではあるのですが、先入観でもあります。

作品には独自性が求められるので、これはこうしないといけない。
そういった考えは、本当にそうなのかを一度考えてみることも、面白い発想が生まれることに繋がります。

さて、要素を組み合わせて作りたいシーンが決まりました。

ここから逆算して序盤のシーンを作ります。

徐々にレベルアップしていく主人公の場合は、最初に苦戦するシーンを入れるか
序盤は主人公のレベルに合わせた敵を出すといいでしょう。

あやつは四天王の中でも最弱・・・というやつですね。

また序盤の時点ではヒロインの悩みがわからない主人公が、知らずにヒロインの地雷を踏んで怒られるシーン、最初の戦闘ではヒロインと息が合わずに苦戦してしまうシーン、などが考えられます。


やりたいことを明確にしていけば、
逆算して序盤のシーンを作ることができます。



また、ハマーがオススメする方法にがもう一つあります。

それは自分が書こうとしているジャンルの本を読むことです。

先ほど魔王を討伐するための武器を入手するのは定番と書きましたし、
先入観に囚われすぎないようにとも書きました。


ですが、
そのジャンルにおいての定番を知っておくことはかなりの強みになります。


定番は使い古されたものではありますが、逆に言えば王道。


この勇者と魔王の戦いが廃れず今も愛され続けているように、
定番も皆様のやり方でアレンジすれば、
まだみたこともない読者を驚かせるシーンが書けるかもしれません。


読書は本当に大事です。

強みはいくらあってもいいですからね。


さて、今回は詳細プロットを組むという話をしました。


また次回の近況ノートも似たような話をしようかなと思ってます。


ではでは。
今日はこの辺で。

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