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視覚的強迫観念について

本当はもっと違う、初老の男性の話を書こうと思ったけれど、やはりそれてしまった。
ホームレスのような恰好をした女性は、何となく登場してしまったのだけど、犬まで連れてエントランスに入る行為は本当に場違いな気がするのでやたらとイメージが沸いた。

逆に視覚的にどんどん突き詰める、というのはなかなかできなかった。
つかれてしまうのだ。
書くとしたらもっと時間を掛けなければ無理そうで、もしより深い表現に辿り着けるなら、文学として到達しうる場に行くのだろうけれど
何か妙で変な感覚で、ここに辿り着いたのはなんかすごく妙だし大発見だ、みたいのが目指してみたいところである。

いわゆる、音楽に合わせて踊っていると開放感が自分のコントロールを超える、みたいな怪しいあれである。

また同じタイトルで、次はそういうのを目指してみようと思う。
そして視覚が襲い掛かってきて許容範囲を超え、何か別のものが見えてきて
そのまま初老の男は、そこに見えた風景の住人になる。

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