自分の事を書こうとしたらいつもと同じことになった。
そこで悟る。
あまり自分について語ることなどないのだろうと。
自画像を書いていたら段々ネタが尽きた。
顔を描く気が失せたのだ。
自分が不細工か美人かということを問いかけたところで暖簾に腕押しというのは何度も味わってきた経験であるし
イルミネーションは人の心を動かすが
だからといってイルミネーションの邪魔となる不格好な骨組みがいつも嫌われるわけではないのだ。
その骨組みをどけてしまえば見栄えは良くなるが、実は骨組みがそこにあるのには以前は意味があった。
試行錯誤の上で撤去された。
用が済めば邪魔になることはよくあるが、邪魔であることに対して悲しみを収めるためには希望に満ちた過去がある。
結局自分ではない事を書いてみると新しいいつもと違う事ができる。
いつも自分の事を書いている自分にとってはそうだ。
いつか自分以外の事を書いてばかりいた後に、また自分の事ばかり書いてみると新鮮かもしれない。
でも今はただ書いていて面白いと思う事を書こう。