• 現代ドラマ

8月1日

8月ですね、早い…

それでは気を取り直して失声症末期のボクについて少し解説しましょう。
この間も言いましたが、ボクが話せなくなったたった10日の出来事が失声症初期です。まあ症状はボクの小説や近況ノートから読み直して貰いたいのですが、簡単にまとめると、声が出ない、人に触れると震える、1人では歩けない、感情が薄い、顔に出ない。この辺でしょうか。

ですが、三週間を経てボクは失声症さえ壊れてしまいます。最新話でも説明していますが、声が少しだけ出て、震えなくなり文字も書けるように。ですが、感情の一切が全くといっていいほどなくなりました。いや、正確にいえば感情をその場でしか感じられないのです。何かを食べたから、美味しい。水に濡れたから、ヤダ。
何かを思って…とか、万が一のことを考えると…とか、そういう事前に考えたり思いを馳せたり出来なくなったというか。

なによりもいちばん酷いのは考える力を失った事。ボクの頭はギリギリまで簡略化されていて、信用できるか出来ないか。できるなら、言うことは聞く。出来ないなら何もしない。単純明快な思考回路になった事で相当な人間に迷惑をかけて、そしてあらぬ方向へと全てを傾けます。まあ、見てもらえば分かりやすいかと。

だけど、逆に言えば要らないものは全部無くなりました。もし正義に好きかどうか聞かれたら即答で好きと答えられますし、今まで遠慮してなかなか言葉に出せなかった事もストレートに伝えられるように。まあ、そういう場面に偶然出くわさないと自分からは言いませんが。
で、今も正義と付き合えてないという事はそういう場面は無かったということです。……はあ。

本編のお話を少しすると、学校から帰って来たボクは早速やらかしてますが、さらにやらかします。そして、その違和感に困惑させるのですが、ボクは何も気付けません。
実はこの後相当な時間、無表情無関心無感情な訳ですから、めちゃくちゃ読んでて疲れるお話が続く事になると思うのです。
だけど、それじゃ書いてる方も辛いですし、多少脚色して書いてます。あれ、思ったよりも感情出てるじゃん。と思ったら今のボクのせいです。

それでは壊れたボクが今のボクまで戻った、本当に人に恵まれたボクの3年間……スタートです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する