• 現代ドラマ

7月31日

ふう。山は越えました。それでは最後のひと仕事、三週間の解説です。

まずは、読んで頂いた皆様、不快なお話ごめんなさい。そして、ありがとうございました。ボクとしても正直ドキドキでしたが、事前に伝えていた通りに誰も嫌な事、言わないで貰えて嬉しかったです。

それでは週ごとに少しだけ。
一週目、やはり印象に残ってるのは知らない人に殴られた事です。そもそも切られたことはあっても、思い切り殴られたのは初めて。一気に人が、知人さえも恐怖を感じてしまうようになってしまいました。
もしかしたら、米塚兄がボクの所へ来た時、いくらでも言えるタイミングはあったのに、言わなかったのは奥底にそういう心があったのから…なのかもしれません。深夜には帰ってましたから…だけど、みんなの所へ歩くのすら怖い。もちろん兄の監視もそうですが、暗闇の恐怖。迎え入れてくれるかすら分からない恐怖。そんな気持ちが渦巻いていたと思います。

2週目。ボクが壊れるには十分な程の罵声、暴力、屈辱を味わいました。全部書いてたらボクは耐えられないので書きませんが、もはや拷問と言っても良かったと思います。身体ではなく、心の。
特に人の善意を無碍にさせるようなあの仕打ち…ボクだけじゃなく、時間が経てば経つほど周りも傷ついていくあのやり方は本当に最悪です。

3周目。いくらなんでも、何があったとしても…ボクは越えてはいけないラインを超えてしまいました。ボクは忘れたふりをして、両親にも、正義にも伝えていません。だけど、口ぶりや隠そうとする事からもみんな、ボクのした事は知っています。ボクがこれ以上傷つかないように、言わないようにしているだけでは無いとも思ってます。

本当に、何も覚えていないのが憎くてたまりません。周りに本当の事実という重責を乗せて、当の本人はその罪を贖うことも出来ずにただ忘れたふりをしている。ボクはこれでいいんでしょうか。人の優しさに甘えたボクのままでいいんでしょうか。
いい訳が無いのに。だけど、みんな優しいから。ボクには何一つ教えてくれません。

…話を戻します。そして、ボクは三週間を過ごして壊れて、何故か繋がりました。だけど一度壊れた人間が元の形にそっくり戻る訳がありません。人はLEGOじゃないのです。いくら同じように見えたって、それは外だけ。前と同じような配色で、前と全く同じパーツを使って作った訳じゃ無いのです。ただ残った寄せ集めを人の形のように作り上げた、不気味な存在。それが新しいボクです。

人として大切なものを落としてきて、だけど誰よりも必要な事は持ってきて。またその時が来れば解説しましょう。今日はこのぐらいで。

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