• 現代ドラマ

7月24日

大丈夫です、間に合ってます。忘れてはいません。

さてさて、夏休みのお話は沢山あるのでりーちゃんの話。
大分前にも話しましたが、ボクは私で、りーちゃんは僕と呼んでいる時期がありました。
りーちゃんが突然変わってしまったのはボクが小学二年生の夏休みの事。意気揚々とおじいちゃん家に向かって、久々の再会を喜んでりーちゃんに駆け出しますが、呼び方が変わっている事にどこか寂しさを感じます。

「りーちゃん、なんで…呼び方…ぁ…」
「まあ、ちょっとね。モデルになるには仕方の無い事なのかもね?」

ボクが呼び方を指摘した時の悲しそうな顔は忘れられません。

「でもよーちゃんはそのままでもいいと思うな。」
「や、でもボク…ボクりーちゃんと一緒がいいっ!ボクも呼び方変える!」
「よーちゃん…」
「ボクが真似したから…?ボクのせい…?」
「そうじゃないよ!でもちょっと…恥ずかしい、かなって…」
「ボクって呼ぶのは恥ずかしいの!?なのにりーちゃんはボクにボクって言わせるの!?りーちゃんだけカッコよく言うつもりなんだっ!」
「ち、違っ…!」
「もういい!もういいもん!」

そんなあやふやな事ばかり、お茶を濁すような言い方ばかりのりーちゃんにボクは怒りを覚えました。ボクが信じていたりーちゃんのかっこ良さが、なんだか壊れるような感覚を覚えました。


ほぼ本編並のボリュームなので明日に続きます。

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