• 現代ドラマ

7月10日

おはよです。昨日の続きを少しだけ。
そんなこんなで結局赤面したのはボクの方。もやぁっとしながら夜景を見るふりをして顔を冷やします。

来てよかったのは確か。うっすらと街灯で灯されただけの空間に二人きり。でも行く前までに思っていた色恋沙汰の事は不思議と感じませんでした。なんとか振り向かせようとする気持ちは無くなり、ただ安心するというか、心地よいというか。

正義が居なかったらワンワン泣いてしまうほど誰もいない暗闇なのに。改めてボクの中での正義の存在の大きさを知りました。

……やっぱり伝えないと、ボクはこの空間を無くしてしまう日が来てしまうのかも知れません。いつまでも正義が隣に居るとは限らない。正義には正義の人生があります。ボクに出来ることがあるとすれば、その人生に寄り添っていけるようにする事だけ。

誰もいませんし、今なら言える気がします。薄暗いこの空間なら顔も見えない。深く深呼吸して、意を固めます。

「…あのs」
「腹減ったなぁ……」

…正義!?

「ん、どうした?何か言いたかったか?」
「…いや、別に……ボクもお腹すいたかも。」
「そっか。じゃあちょっと下りて飯にするか。夜中の牛丼ってのも乙なもんだぜ。」

何が乙なもんですか。今現在進行形でボクの固めた想いは乙になったんですよ…
どこまでも意思がヘナヘナなボクは出鼻をくじかれて完全に意気消沈。失敗した時に失う怖さを思い出しまたしてもウジウジするボクに戻ってしまいました。

伝えなきゃな…でも伝えるの怖いな…何もかも正義が悪いのです、ちょっとぐらい気付いてもいいのに。ばか。

こちら3時のご飯タイムの写真です。お腹減ったと言いながらお新香だけ食べました。

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