こんにちは。休日って2日しか無いの本当に辛いですよね…だってもう1日終わっちゃいますからね…
でもそんな皆様に朗報です。まだ夜がたっぷり残ってます。Let’s夜更かし。
さて。昨日でお仕事も終わり、夜には休日モードに入ったボク。早速出かける用意をします。実は、正義と素敵な計画を立てていたのです。
それは、前日のお昼に話していた事。
夜景と日の出のどちらも見るという事。つまり真夜中に家を出て、どちらも楽しんでしまおうと言う魂胆なのです。もちろんボクは賛成。だけどボクと正義じゃ男女2人。それで真夜中に出るなんて、親になんていうべきなんだろうか。だけど、話さないと始まらない。恐る恐る両親に話してみます。
｢ん？正義君と一緒なんだろう？なら安心だ。行っておいで。やりたいと思った事はやれる内にやってないと後で後悔しても遅いからね。あ、でも気分に乗せられてあんな事やこんな事｣
｢佳乃も子供じゃないの、言われなくても分かってるわ。楽しんできてね。お弁当、作ろうか？｣
なんか思ったよりも協力的というかなんというか…
大変だったのは正義の方です。お前絶対に無事で返さねぇと殺すぞと言わんばかりに喧嘩する親子。ボクらもある程度は考えています。ちゃんと人の往来のあるデートスポット辺りなら大丈夫だと、念を押して正義に言いましたし。そう、デートスポットなら。
ボクったら天才です。ちゃっかりボクの雰囲気作りも進行させていたのです。その上安心材料にもなる。積極的な作戦は成功を収め、なんとかそのプランを実行させる事が出来るようになりました。
家に帰って支度をして寝て、夜になったら正義が迎えに来てくれて。いつもなら寝ている時間に正義と会える。それだけでワクワクしました。流れる景色も今まで見た事無いような物静かな街を映し出し、まるで別世界に来たかのような興奮感が抑えられません。
ゲームでは思い切りぶつけまくりな正義も現実では上手く操縦し、気付けば件の展望所へ。ドアを開ければ思い切り吹く風が迎えてくれ、その先に広がる景色はまさに絶景。見渡す限り続く人口の光の束。これを見て驚かない人なんていないでしょう。
時間もちょうど日付が変わる頃。ちょっとほら、なんというか大人の時間というか、そういう雰囲気のあるカップルが沢山です。これは意識せざるを得ないでしょう。
｢おお、すげぇ…！今の見た！？本当にあの車走ってるんだなー｣
こっち見て！？
呆れるほど夜景を楽しむのも程々に車に興味が行っちゃってます。ほら見て、あそこのカップル、キスしそうだよ！ねぇ、見て！FDはいいから！分かったから！
想い虚しくそのカップル達もどんどん帰っていきます。残ったのは壮大な夜景とルンルンしてる正義と何だか肩ががっくし落ちたボク。
｢でもよ、俺一人じゃ楽しめなかっただろうな。やっぱり俺の隣に佳乃が居てくれたから、今を楽しめてる。ありがとな。｣
……ずるいです。