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USAのUMA

宇佐八幡宮の元宮、御許山で出会ったアナグマの写真をご紹介するのです。

アナグマはイタチの仲間で、一見ずんぐりむっくりのその体形がタヌキと間違われることがありますが、タヌキに比べて頭が小さいことが識別のポイントとなります。

また同じイタチの仲間にはハクビシンがいますが、あちらはイタチの性質である流れるような身のこなしをするのに対し、アナグマは地上をもそもそ移動します。なんなら呼ぶと近寄ってきます。

もっさりのんびり。
そして警戒心の強いハクビシンとは異なり、アナグマは好奇心を持っています。
……だからこそ私はアナグマに凝視されたんですが( ゚ω゚)

昔、貉とよばれる動物は、地域によってはこのアナグマを指していたところもあったようです。なので、いわゆる妖怪の貉はアナグマの姿で描かれることもあります。

どっちが正しいのか、というより、どちらも昔から人間に近いところに生きているなじみ深い生き物だったということでしょう。

そんなUMAな野生動物との邂逅をネタに短編を一つ、上梓しました。
「山でよくあること」(https://kakuyomu.jp/works/16817139557000947426

たった186文字の短編ですが、夏に相応しく"ちょいホラー"なテイストです。
宜しければご覧ください!

宇佐はアルファベットでUSA、駅もアメリカンなテイストの看板でした!
……看板だけな( ゚ω゚)

USAで出会ったUMA、もしかしなくてもアナグマにとって私がUMAだったのではないかと思いつつ、お互い様だァ!と、動物と同等に張り合っておきたいと思います。

2件のコメント

  • わぁ、すごいですね。
    どうしてアナグマって分かるのかしらって不思議だったんです。

    さすが物知り葛西先生です!
    いや専門分野でしたね。覚えました。

    私だったら怖くてプチパニックを起こしたことでしょう。
    妖精や幽霊より怖いもの。生態を知らないゆえに襲われるって……。

    丁寧な写真に感謝です。これがアナグマ。
    可愛らしく思えてきました。
    USA のUMA(o^^o)
  • 星都さま

    アナグマ、柴犬くらいのおおきさです。そんなに大きくないので、……人間が本気になれば勝てます( ゚ω゚)

    どこかの縄文遺跡では、やはり人に食べられたと思しきアナグマの骨があったかと思います。

    我々のご先祖様がアナグマを見たなら、「旨そう!今日の夕ご飯はアナグマの丸焼きだな、ひゃっほう!」という感覚だったのかな、などと。

    見慣れない物に好奇心を示して近づいてくるので、確かに生態を知らないと「襲われる!」ってなるかもですね。動物園にも地味によくいるので、機会があれば是非、会いに行ってみてください!

    コメントありがとうございました!
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