取材ノートは滞っていても取材自体は着々進んでおり、とうとう本日、大山登頂を果たしました。
夏になると暑くっていかんから、涼しいうちに登っておきたかったのです。
これまでのお勉強によって、大山街道自体について、また大山信仰自体については、ほぼ事実を確認するだけであとはがっつり山登りをしてきただけなんですが。
梅雨の合間ということもあってだいたい湿度が80%。
阿夫利(あふり)神社は"あめふり"神社がその名の由来というのも納得のウェッティな山道でした。
頭の先から尻尾の先までしっとりじめじめショボショボに濡れながら登ったのですが、いや、その道中がですね、「天霧相の樹影」に書こうと思っていた光景そのままで、大山そっちのけでカメラのシャッター切りまくってました。
天霧るのは地上から見た空模様、天霧の中を通り抜け、さらに高所から見ればこんな景色だよね!っていうのが「天霧相の樹影」から「海鷹の翼」に繋がる深層のテーマになっています。
うぇ~い、一度の取材で二度おいしい!( ゚ω゚)
「海鷹の翼」の取材だけじゃなくて、「天霧相の樹影」のイメージも固めることができた!
写真に少々説明を加えるのなら、大山は箱根につらなる丹沢山系の入り口にあたる山になります。なので富士山は結構近くに、眼下には相模平野から東京を経て、東京湾の向こうに房総半島までを一望できます。
本日は関東平野南部上空を覆う雲海が出現し、天空にたたずむ神社の神秘があたりの空気に満ちておりましたが、滑るんだよ!すべてが濡れてるから!!筋肉痛だよ、足腰全般!!!
そんなわたくしのワクワク感(?)をお伝えしたく、撮って出しの写真をここに掲載いたします。
……びーちくを弄りながら大山参りするアニキの銅像も併せてご笑納ください。