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地質学的調査の手法

こっち方面からも調査を行っています。
といっても簡単に。

高低差を色で示して白地図に重ねたものですが、このエリアにおいて神社仏閣が山の手と呼ばれる台地の稜線の先端に存在している確率が高いことがこの地図から読み解くことができます。

このエリアではありませんが、同様の傾向がみられる別のエリアの踏査をしてみたところ、山の手に位置する神社の由縁は中世にまで遡ることが可能でした。

と、いうことは、中世以前から存在していた可能性があるということで、このあたりについては「天白紀行」を参照に考証を進めていくつもりです。

……「天白紀行」の著者である山田氏と私は少々考え方が違うのですが、氏の調査記録は非常に貴重なものです。

地図に戻り、真ん中を走る厚木街道(国道246号線)は大山街道を下敷きに建設されています。そしてそもそも大山街道は、鎌倉へ向かう江戸時代以前の中世の道をその中に組み入れたものでした。

土地の高低差は、江戸時代程度なら今とそうは変わらないため、治水工事の歴史に注意しながら当時の風景を想像することが可能です。

植生や動物相についての知識は、専門なので有り余っておりますYo!( ゚ω゚) ←生物学の博士号もってマス(分子生物学とか医学生理学が詳しいですかね)

一回の調査に付き、4~6kmが移動距離の限界ですね。
あっちいったりこっちいったり、山に登ったり川に下りたり、猫と遊んだり鳥に近づいたりしているので、時間がかかるんですわ。高低差もあるし、……時々道に迷うし。これからは雨や暑さへの対策も必要になってきます。

あとはどうやってこの調査レポートをまとめるかですねえ。
レポートを公開せずにいきなり「海鷹」の本編でもいいんですけどね( ゚ω゚)

*地形図は国土地理院のデータをガイドラインに基づいて掲載しています。
*地図中央よりやや左側のピーク(最も標高が高い地点)には古墳があるんですよ!

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