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松ヶ岡開墾地の資料館など

新徴組を含む庄内藩の下士や農民有志が開拓した松ヶ岡の歴史は、松ヶ丘開墾記念館(https://www.chido.jp/matsugaoka/contents/1_kinenkan.html)で知ることができます。

私が現地に着いたのが朝の9時過ぎた頃でした。記念館の一部は修復工事中で観光客など影も形もなく、売店やカフェも冬期は休業とあって、来たのはいいけれど無駄足になったかと不安になりました。

けれど敷地に保存されている建物の外観は間近に見れましたし、周辺の桑畑も見ていたのでそれだけでも充分だ、などと自分に言い聞かせながら先に進むと敷地の奥、資料館が開館しておりました。

資料館の建物は養蚕室ですね。敷地内にこの規模の建物が数棟、保存されています。

中に入ると展示はなかなか充実しており、養蚕室ならではの建物の構造を見ながら資料をじっくり見ることができました。客は私だけで貸し切り状態!

新徴組のシルク製の旗や酒井忠篤氏の揮毫などを感心しながら眺めて二階に上がると、そこには郷土人形の展示がありました。

数や種類は途方もなく、これはマニア垂涎だろうとすこしその道をかじったことのある私はしばし庄内藩のことが頭からすっぽ抜けて人形のショーケースに被りつきでした。

なんとなく写真から雰囲気、わかりますかね。中段の写真になります。

階段の脇の障子窓が白く明るいですが、これは雪に反射された太陽の光が入ってきているためで、雪の反射光ならではの白く明るい自然の照明となっていました。

今も松ヶ岡の養蚕は引き継がれており、作られる絹は鶴岡シルクとブランド名がついています。土産にスカーフを一枚、購入しました。地元の産業には貢献したいので、取材旅行ではしっかり土産物に金を使うのです。

あとは鶴岡市内の資料館で手に入れた論文と資料ですね。
郷土史なんかは門外不出としている資料館もあるので、実際に実物の資料を手に取って読めるのは出先ならではの楽しみでもあります。

地元の郷土史研究家の著書は一般の書籍流通に乗ることがないので、このあたりもチェックして本を一冊、手に入れました。なかなかに濃い資料を手に入れることができ、今もほくほくと喜んでいるところでございます。

……やっぱり古代中世の勉強もしないと駄目だな( ゚ω゚)

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