『ショートストーリー ちよ子レートは明治』は本編『ボディーガード菅原明治』を読んでいなくても大丈夫&一話完結でお届けしてます。
《今回の登場人物》
菅原明子(めいこ) : 本名は菅原明治。黒髪おさげの恋するボディーガード。身体は男。中身も本当は男。ちよ子への恋心で乙女化してます。なお本編ではおさげ無しのイケメンです。
坂部ちよ子 : どこにでもいる普通のOL (ほんのり茶髪ミディアムボブ)
☆二人は職場の同僚で、アパートの隣室同士☆
* * *
深夜一時。明子はアパートの自室でノートパソコンを開いて、両手で頬杖をついていた。
「ちよ子先輩へのホワイトデーどうしよう?」
明子はアヒル口をした。ちよ子へのプレゼントばかりが気になって、溜まりに溜まった仕事を片付ける事が出来ない。
(明子、営業の仕事以外にも秘密の仕事を掛け持ちしていて本当に時間が足りないの! 昨日は明子より体の大きいむさ苦しい男(犯罪組織KIRAの構成員)を投げ飛ばして腱鞘炎だし。KIRAが憎くて危うく男の息の根を止めてしまうところだったわ♡ てへ♪)
(……むさ苦しい男共を倒してきたこんな穢れた手じゃ、ちよ子先輩に手作りお菓子なんて作れないわ! えーん! ぐすん)
明子は素早くキーボードをタイピングして、ホワイトデーのプレゼントについて調べてみた。
(なになに? ホワイトデー、プレゼントランキング? やーん、クッキーやマドレーヌ、どれも美味しそうなお菓子ばかり〜♡ 迷っちゃう〜! でもでもちよ子先輩にはやっぱりぃ……。)
☆明子は何を選択したのかな!? 答えは本編第11話の末尾に掲載中♪
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https://kakuyomu.jp/works/1177354054893254229《終わり》