『ショートストーリー ちよ子レートは明治』は本編『ボディーガード菅原明治』を読んでいなくても大丈夫&一話完結でお届けしてます。本編はこちら→
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893254229(下書きにて本編完結しました。全25話。万歳)
《今回の登場人物》
菅原明子(めいこ) : 恋心により女子化した菅原明治(♂)。今回は黒髪おさげ。実は営業マン兼ボディーガード。
坂部ちよ子 : どこにでもいる普通のOL (ほんのり茶髪ミディアムボブ)
☆二人は職場の同僚で、アパートの隣室同士☆
☆本編とは関係のないお馬鹿なパロディでお送りします☆
* * *
ピピピピピッ
スマホでセットしていたアラーム音が鳴る。まだ眠い。昨日は午前三時まで仕事をしていたんだ、もう少しだけ眠っていたい……。
ふと時計を見ると朝の七時。明子 (=明治) はガバリとベッドから体を起こした。
「いけない! 遅刻しちゃうわ!」
急ぎスーツに着替えて、短い髪を恋心で頑張っておさげに結い、食パンをくわえたまま玄関の扉を開け、隣の部屋のチャイムを押した。
鍵がガチャリと開き、ちよ子が「おはよう」と顔を出す。
(きゃああ! 今日も素敵なちよ子先輩♡ 朝は弱いのかしら、ムスッとした顔も素敵☆ ちよ子先輩の今日の服装は、淡い紫のトップスにベージュのスカート、いつもオフィスカジュアルな服装なのね☆ キュン♡)
「……朝から元気ね。食パンさっさと食べなさいよ、先行くわね……」
そう言うなりちよ子はスタスタと先頭を歩く。
「あぁっ! 待って、先輩!」
(ちよ子先輩、なんてクールで素敵なの? いつか私この人のお嫁さんになるんだ♡)
ルンルンしながらちよ子の後ろでスキップする明子であった。
《終わり》
☆アホなお話をお読み頂きありがとうございました。なお、本編の菅原明治はここまで女子化はしておりません。