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TRICK ROOM/間違いなく君だったよ 完結

近況ノート、全然活用していないので、これから先、何か物語を書き終わったごとに作成しようと思います。
あとがきみたいな?

TRICK ROOMは、学生時代に設定だけ考えてあったもので、怠惰(英語名忘れた)、溺愛(当時はThe Dote)、最強と最高、以上4名。本当にぎっりぎりで怠惰の英語名を思い出して、あーよかったと思いました。
それまでは「怠惰 英語」とかで検索を掛けて「スロース……違う気がするなぁ」「タイアード? 違うよなぁ」と悩んでいました。「サボタージュだよ!!!」一種のアハ体験でした。
で、設定だけ考えていたので、トリックルームなのに、トリックは無でした。ひとつやふたつはあるけれど、まぁ、当時の僕が考えた渾身の謎は、ちょっとパンチにかけて、今の僕にはピンときません。でも、何かお題をもらえたら、ちょっとおもしろく書けるかもしれない、と根拠のない自信が僕にはありました。

で、『サンダルでダッシュ!!』の同題異話の企画を見かけたんですね。
しかも、この企画は、同じタイトルで、続き物として書いても良い、というものでした。シリーズを通して書いてみたいなぁと考えていたので、渡りに船でした。

この物語の特性というか、利点は、「被害者」も「犯人」も「殺害方法」も何もかもこちらが自由に決められるという点です。
もちろん、創作であるのなら、自由なのですが。今作の読者への挑戦系ミステリーにおいて、僕の大好きな殺人ゲームの小説に、歌野晶午さんの「密室殺人ゲーム」シリーズの影響がガツンときています。
殺したい人がいるから殺すのではなく、使いたいトリックを思いついたから殺す。
というような、トリック、アリバイ、を実際に使い人を殺し、それを仲間内で推理しあう物語です。
それはとても面白い設定なのに、ひとつ不自由な制約があります。フーダニット……誰が殺したのか、犯人当てができない。だって、その殺人事件の問題を出した人が犯人に決まっているからです。(もちろんそれを逆手に取った問題もあるけれど)
だから、僕はそのフーダニットの不自由の枷を外しました。
犯人=実行犯とは限らないストーリーの問題にすることで。
僕のこのトリックルームでは、実際にこの事件の犯人は、登場人物なのかもしれませんし、計画をたてて実行犯に渡しただけなのかもしれません。それによって、フーダニットも自由に使って、謎を構築できる。
それに加えて、ギミックルーム……殺人アイテムを開発します。
彼らは、物語を読んで、誰が誰を殺したのか、どうやって殺したのか、なぜ殺したのか、凶器は何なのか、どうしてそう言えるのか。そのすべての問いを自由に謎に組み込むことができる。
なんか、無限に作れそうな気がします。

でも、無限すぎて、ちょっと収まりきらなかったので、第三者にテーマを投げてもらった方が楽しいなと思ったのでした。
「被害者」も「犯人」も「動機」も「凶器」も自由に決めることができる。フェアに書いてあるよって言っておいて、読者を騙す気満々です笑

さて、7月ももう終わり。
来月のテーマが楽しみですねぇ。

余裕ができたら、ファンタジーも何か、書いてみたいなと思う次第であります。
でもその前に、書き途中の夜桜密室をちょっとずつでも書き進めたいところでもあります。
仕事が本格的に忙しくなってきたので、体調優先、睡眠第一で来月も生きたいと思います。宜しくお願いします。







……『間違いなく君だったよ』のギミックの件は、言葉での説明が、、、難しい。図面を描きたい!!! ほとぼりが冷めたころに、絵を描いて、Twitterにあげます……。

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