「小説書き」でいま、書く上で問題だなぁと思っていることがあります。
設定の中に、私が知らない世界が増えてきたということです。
芽生とあおいの職場が「何をしている、何を売っている会社なのか」がまだ決まっていないことも、気になっています。
ラブコメ書こ! で適当に書き始めてしまったので、いろいろ後から決まっていってます。主人公二人の苗字すら、かなり話数が進んでから決めましたし。
どういう会社か、具体的に書かないにしても、多少は頭の中に作ってないと、色々おかしくなってきそうで。
芽生を「営業」という設定にしましたが、これがまた……私、営業やったことないんですよ。役者時代に苦手意識があるままチケット売りはしましたが、それぐらいしかない。苦手意識のある人と、それを仕事にしようとする人では、当然差があります。
「知らない」って、文章に出ると思うんですよね。
保身に回りやすいのは、どちらかというと「事務職」のあおいであって、営業さんだともっと、「攻めの意識」というか、「獲りにいく」感覚が日常に根付いていてもおかしくない。
ものが売れている営業さんなら、アピールして押し付けるだけじゃなく、お客様に共感し、理解しようとする力も手法もあるはずです。
そこで得た人間観察能力が、ものの考え方に違いとして出たり、あおいとの接し方に出たりして当然だと思うのです。
しかし、私は営業の世界を知らないのです。もちろん専門用語も。
今日はうちの会社が特別に休みなので、芽生のために朝から営業職のための実用書を立ち読みしてきました。
読めば読むほど、理解が足りないのを実感する。
趣味で役者やっていたとき、「未経験の役を演るために、本来興味なかった事を調べる」というのはよくやっていました。ふだん好きなことや興味のあることしかしない私にとって、知らない事を知るきっかけになって、自分の狭い考え方を拡げるのに役に立ちました。
そして、こういう作業は楽しいです。
ものを書きたいという気持ちをきっかけにして、もっと成長していきたいです。
一冊読んだから、次は上野へ服を買いに行って、余裕があったら百合カフェにでも行くかな。