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秀岳館高校のサッカー部暴行問題

現在炎上中。と言ったところでしょうか。
わたしの理解したところを整理すると、以下のようになります。

① 秀岳館高校の寮内で30代男性コーチがサッカー部員に暴行を加えている様子を撮影した動画がSNSで拡散。炎上状態になった。

② 当事者である少年を含む、サッカー部員11名が、今回の騒動を起こした責任は自分たちにあり、SNSで炎上しているような「日常的な暴行」の事実はない。誹謗中傷はやめてほしいと訴える動画をSNSに投稿。火に油を注ぐ結果になっている。




男性コーチの暴行がいけないことであることを前提として、部員たちの行動をわたしになりに考えてみたところ……。

非常に幼稚。以下、なぜそう思うかの理由。

◯ 些細なことでコーチを怒らせるような言動をとってしまっていること。(そもそもそんなこと言ったりしたりしなければ良い)

◯ コーチによる暴行の様子を隠し撮りし、腹いせのためSNSに投稿したこと。(暴行の是非はともかく、腹いせにやっていることが姑息で陰湿)

自分たちが予想もしなかった反響(認識が甘すぎる)に、このままではサッカーが出来なくなる、父兄や後輩たちにも大きな迷惑がかかる(大会に出られないかもしれない)と思ったのでしょう――

◯ 学校に相談することなく「自分たちが悪かったんです」と謝罪動画を投稿することで事態の収拾を図った。

最悪だと思う。
学校も部員たちも、「サッカーをさせたい(したい)」ということで一致しているのに、これはまずい。

どういうことかというと、この謝罪の意味は『コーチと部員のあいだに、悪いことをしたら蹴られたり殴られたりするもので、それは間違っていない』という共通理解があったことを公開してしまったということです。サッカー部にそういう暗黙の了解があることを全国に晒したわけです。

②までなら、一コーチの資質の問題として事態の収拾を図ることができたのに、③をしてしまったがために秀岳館高校サッカー部の体質に問題が大きなってしまった。学校も部員も、そんなことはまったく望んでいないのに――です。


サッカーをするために秀岳館高校にいるサッカー部員にとっては、コーチによる暴行より、SNSで秀岳館高校のマイナスイメージが拡散することの方が怖いということがよーく分かったニュースでした。

暴行はダメ。だけでは理解できない、いろいろと根深い闇の垣間見えるニュースだったので思わず書いちゃいました。では。

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