• 異世界ファンタジー

言葉を喋れない村人の冒険譚 (三作目のご案内)

三本目の小説を始めます。

タイトル:「言葉を喋れない村人の冒険譚~盗賊に殺された村人転生」

あらすじ

ある日、世界に蔓延したワクチン接種のため、役所前の長い行列に並んでいたところ、北の発射したミサイルが落ちた。全員死んだ。女神様の慈悲で、異世界での二度目の人生がはじまる。

目が醒めると目の前には、女神がいた。「ここは転生の間、不慮の厄災に依り亡くなったあなたたちに、次の人生を用意しました」。目の前には僕の他に行列に並んでいた五人がいる。無作為に六人ずつを別々の世界に送りこむと云う。俺たちが送られる世界は、現世よりもちょっとえっちでかなりハードな1000年ほど文明の遅れた、スキルと魔法があり、魔獣と無政府状態のストリートギャングが跋扈する世界。

役に立たない現在の記憶を一部削除して、その消した部分に新しい世界の言葉や知識を上書きして送り出す。年齢はその世界の成人年齢15歳からスタート、ひとりひとつのスキルを手にして送り込まれる場所は、魔獣に襲われ、そののち、ストリートギャングたちに襲われた直後の村だった。

与えられたスキルと元の村人の持っていたスキルの二つで生き抜いていかねばならない。

村人と共に生きるもよし、六人で生き残るもよし、隣り合う二人で生きるもよし、一人で生きるのもよしと女神様は云う。手をつないだ相手と同じ場所に産み落とすと云う。そして姿かたちは変わっても、六人が元の誰かは、わかるようにすると云う。
生きてきた時代の違う六人が、全く違う世界の人間の中で歩調を合わせていきられるものなのか。

俺の得たスキルは『生存競争』、生き残るためには、戦うか、逃げるかしかない当たり前の場面に、当たり前のように出会うのだと、本能が理解した。

新しい世界に産み落とされた俺たちに与えられたのは刃渡り30cmのサバイバルナイフ一本ずつだ。このナイフで倒すと経験値が得られ、レベルが上がると云う。

俺は転生前に隣に座っていた女性に手を差し出した。その手を握り返したのは・・・

そして俺は、盗賊によって、家族を殺され、声帯を切られた15歳の少年に転生していた。その少年が持っていたスキルは、魔法系統の『泡』だった。


こういう感じで15話ほど書いてみました。書けたところまで日々更新予定です。

どうぞお付き合いお願いします。

コメント

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