というわけで3章が終了となります。
これで9万字に到達することになりました。小説で言えば10万字がおよそ1巻の目安ですから、加筆すれば届くところまで書けたところでしょう。
初期構想ではおおよそこのスラムからのお引越しが一区切りの予定でした。それが書きながらいろいろと予定が変更になりつつ、引越しでなく建設になっちゃったわけです。
まだまだ書けることはたくさんあるのですが、書きたいことは大方書いてしまったような気もします。物書きとは作者と読者が満足するかです。つまりそれは多くの人に読まれて好評を得るかどうかにもよるわけなのですが、芽の出ないものをいつまでも続けるのもまぁ難しいことだと思うのです。
今のところ、20万字、2巻目までを試験的に書いてみて、それで芽が開く様子がなければ、別作品の執筆に移る形で連載を考えていきたいと思っています。そのときにこの小説を完結とするかどうかはまだ未定です。作品としてまだ広がりを持っているものを打ち切るのも寂しい気はするのですが、二作同時連載をできるほど器用でもないですし。実際に今の一作ほぼ毎日更新ですら、結構目を回しながら書いています。隔日くらいの連載ペースが本当は丁度良いのかしら。
まぁまだ連載生活を楽しめていると思うので、もうちょっと頑張ることとします。この物語にご付き合いいただき、ありがとうございます。
ちなみに4章のタイトルはこれから変更する可能性があります。この4章はやっと日常回を挟み込めそうだったので、まだ主人公らが見つけ出すものが見えてこないためです。進行に合わせて章題の改訂を予定していますので、お知らせしておきます。