お読みいただきありがとうございます!
12月20日午前零時に、「夢現~龍と蜂と檜~」の第4章が完結しました。
全5章のなかで、最も古い時代を扱った話でした。
(1章にでてくる平成世代の親世代の話です。舞台は昭和30年でした。)
すべての始まりとなる章でもあり、書き終えることができて感慨無量です。
平成の初期に10代を過ごした身としては、生まれが昭和なのに、「昭和30年頃って、今と大分違う」という気持ちが強くあります。
両親から、こんな時代だった、などと聞くこともあるのですが、自分が生まれたときには家にクーラーもあったし、テレビもカラーだったわけですが、当時はラジオしかなかったとか、自家用車がほとんどないとか。でも、明らかに戦前とは違う。
親のアルバムを見ながら、あれこれ想像していたことを思い出します。
今は、インターネットで、「昭和30年」と調べると、当時どうであった、というようなことが次々に出てきて、親の言葉を思い出し、「なるほどな」などと思うのですが、ちょっと普通に想像しただけでは思い浮かべられない時代でした。
そういった時代を描くのも楽しかったです。
次の第5章は、出だしはともかくとして、だいたいは昭和50年代が舞台。
テレビもクーラーもあり、東京オリンピックも経た日本です。
幼いころの記憶を辿りつつ、資料も参考に描いていけたらと思います。
また、お読みいただけたら幸いです。
「夢現~龍と蜂と檜~」
https://kakuyomu.jp/works/16817330659439181500