ここまで読んでいただきありがとうございます♪
ついに暁光帝の固有魔法の正体が明かされました\(^o^)/
う〜〜ん、どうでしたか?
読者の諸姉諸兄にはこの展開の予想がついていたのでしょうか?
楽しんでいただけていれば望外の喜びです。
例によって初期プロットからちょこちょこと手を加えていたのでこんな形になっちゃいました。
<<時間魔法>>
小生、SFは大好きなんですが、どうにもタイムパラドックスものだけは納得できない。
「タイムマシンの発明者が過去に戻って自分が生まれる前の自分の父親を殺す」って奴です。
1,父親が死んでいるわけだから自分は生まれない。
2,自分が生まれないからタイムマシンも発明されない。
3,タイムマシンが発明されない&自分が生まれないから、自分は過去に行って自分の父親を殺すことが出来ない。
4,自分が生まれる前の父親が殺されないから自分は生まれる。
5,自分が生まれるからタイムマシンが発明されて…→1に戻る
…って展開です。
まぁ、矛盾ですよね。
思いっきり。
物語の始まりと終わりが破壊されるので物語が破綻しちゃうってゆー、かなりヤバイ矛盾です。
これが小生にとってはどうにも苦手でした。
どう考えてもうまく処理できない。
なので、本作の“時間魔法”は限定されて作用することにしました。
アニメや漫画で最初に時間を止めたのは誰か。
海外のSF作品まで考えるといろいろありそうですが、国産に限定すれば。
アニメ『スーパージェッター』ですね。
「未来から来た少年、タイムパトロールのジェッターが現代日本へやってきて大活躍する」って、あらすじです。
もっとも“現代日本”と言っても1965年の日本です。
アニメの放映当時は“現代日本”だったんですよ〜
まぁ、昭和40年の日本とかww
令和の現代から見るとそれこそファンタジーでしょうか(^_^;)
で、スーパージェッターの特殊能力が腕時計に仕掛けてあるタイムストッパーでして作動させると30秒間、周囲の時間を止められます。
すげぇ☆
ディオ様や承太郎の10倍くらいかな。
でも、そんなに強くないんですよ。
えっ、最強だろうって?
スーパージェッターは主人公ですからね。
時間を止めてる間に敵をぶん殴るなんて真似は出来ませんwwww
そんなの、卑怯ですからwwww
そんな卑劣な真似は正義の味方ができることじゃありませんよね。
だから、スーパージェッターがタイムストッパーを使うのは誰かを救うときか、悪者から逃げるときくらいですね。
それでもOP映像の中で銃で狙われたスーパージェッターがタイムストッパーで時間を止めて銃弾から逃げるシーンがしっかりありました。
当時、子供達の間ではやったスーパージェッターごっこでは、左手につけた(つもりになってる)腕時計に向かって「タイムストッパー』叫ぶと友達が止まりました。
ええ。
友達の協力なしでは再現できない技だったのです(>_<)
まぁ、ルフィの「ゴムゴムのピストル」よりは遊びやすかったかもしれませんが。
何はともあれ、ごっこ遊びなんて友達の協力なしにはできないものでからね、仕方ありません。
さて、次に時間を止めたのは……
『魔法使いサリーちゃん』のサリーちゃんです\(^o^)/
説明不要、1966年の日本で大活躍した元祖・魔法少女です。
その後の昭和と平成の半ばまで“魔法少女”という概念そのものがサリーちゃんの呪縛から逃れられなかったくらい偉大な元祖ですね。
小生の憶えている限り、魔法少女が戦うようになったのは『魔法のプリンセス_ミンキーモモ』第一期シリーズでモモの活躍に対抗すべく生まれた敵とバトルした話ですね。
でも、これは『ミンキーモモ』の最終話でして。
只でさえぶっ飛んだ脚本と評された『ミンキーモモ』の、それも最終話だからできた展開でした。
それまで「魔法少女が戦うなんて!」と絶対の制約を課せられていたわけです。
その後、『魔法少女プリティサミー』のギャグ路線を経て『魔法少女リリカルなのは』のなのはさんみたいなバリバリ戦闘主体の魔法少女が現れて、『ふたりはプリキュア』で敵を拳でぶん殴るバトル系魔法少女が完成したわけです。
えっ、『美少女戦士セーラームーン』が抜けてるって?
うさぎちゃんって敵をぶん殴らないんですよ。
ムーンティアラアクションみたいに飛び道具か、光線技で戦うんです。
明らかに暴力とわかる、拳でぶん殴ったのは『ふたりはプリキュア』からでしょうか。
今じゃ、戦わない魔法少女の方が希少になってしまいましたね。
でもね、魔法少女の戦闘能力って退化しているんですよ。
はい。
どんどん弱くなっているんです。
だって、原初の魔法少女サリーちゃんは無制限に魔法が使えてましたからwww
MPの概念がなく、どんな強力な魔法を放っても消費するものがありません。
また、炎の魔法とか、氷の魔法とかの制限もなく、どんな魔法も好き放題使えてました。
サリーちゃん、さすがは原初の魔法少女ですよね。
時間を止めるのなんておちゃのこサイサイだし、これまた無制限です。
1時間だろうが2時間だろうが、いくらでも止めてられます。
えっ、もっと最強だろうって?
サリーちゃんは昭和の魔法少女なので戦いません。
時間を止めてる間に敵をぶん殴るなんて(以下略)
そもそも、絶対に暴力をふるいませんからね。
時間を止めてる間にやることなんてこぼしたお茶を空中で受け止めてコップに戻すとか、いたずら坊主を懲らしめるとか…そんなモンです。
昭和の魔法少女は戦いません。
たとえ、どんなに嫌な奴が出てきても、どんなに暴力を振るわれても戦いません。
昭和の女の子ですからwww
魔法で全部ペチッです\(^o^)/
それでおしまい。
まぁ、そう考えるとマジでゲロ強ぇぇですね。
最強の魔女ワルプルギスの夜となのはさんとプリキュアコンビの4人がかりでもサリーちゃんなら「マハリクマハリタ♪」の呪文1つでペチッとふっとばしてしまうことでしょうwww
ちなみに『姫ちゃんのリボン』という魔法少女アニメでも主人公の姫ちゃんが時間を止めちゃいます。
余裕で30分くらいは止めてましたから、ディオ様&承太郎の600倍は凄いww
平成のアニメでしたが、やっぱりまだ魔法少女は戦わないので30分が1時間でもあんまり意味はありませんでした。
だからこそ、ディオ様は偉大なのです。
時間を止めてる間に敵をぶん殴るってゆー、アニメ&漫画史上、初の所業ですから。
でも、これってディオ様が悪役だからできたことでして。
悪党だから卑怯でもいい、むしろ、卑怯であれ。
卑怯者だから時間を止めてる間に敵をぶん殴ってもいいって論理展開です。
時間を止めてる間は敵が動けませんからね、寝てるようなものです。
無防備なその状態の敵をぶん殴る!
こんな卑怯な真似は他に早々ありません。
ディオ様が悪役だからできたことです。
実際、承太郎は時間を止めた状態のディオ様にとどめを刺しませんでしたよね。
承太郎は主人公なので時間を止めてる間に敵をぶん殴るなんて真似は出来ませんwwww
だから、その後、ディオ様と正面から相対して互いに同時に時間を止めて戦う、西部劇で言う早打ち勝負「どっちが早いか試してみようぜ」って展開に持っていったわけです。
主人公は色々制約が多いので大変ですね〜
つまり、悪党のディオ様が時間を3秒だけ止められるってんで「何をするかわからないぞ」的な凄みが生まれるわけです。
『姫ちゃんのリボン』の姫ちゃんが30分ほど時間を止められても別に怖いことはありませんよね。
よいこの中学1年生ですから(^o^)
承太郎が聞いても「やれやれ、それが魔法少女か」って言うだけでしょww
さて、我らが主人公♀暁光帝ですが。
時間魔法は特定の領域、または個体の時間を巻き戻します。
もちろん、暁光帝♀ですから、早送りも一時停止も自由自在ですwww
ダビングや倍速再生も何ならカット&ペーストな編集機能もOK☆
それこそ特定の個人から特定の時間だけを切り取って他人に貼り付ける…なんてこともできます。
時間停止?
当然、無制限です♪
いくらでも隙なだけ時間を止めてられますwww
過去視“ハインドサイト”だけでなく未来視もできます♪
この辺、未来視そのものは物語の最初の方でご紹介してますしね(^_^;)
火山の噴火を予知したり、その上で潰したり〜
最初の方から読んでくれている読者の諸姉諸兄も憶えていてくれたら、予測もついたことでしょう。
はい、強すぎですね。
いいんです。
暁光帝♀ですからwwww
もっとも、今の麗人モードでないと時間魔法は使えません。
虹色の瞳による過去視“ハインドサイト”も麗人モードだけです。
当然、前の童女モードに戻ると全部使えなくなりますwww
まぁ、他にもナンシーやギュディト百卒長が誤解している、結構重要な要素もあるんですが。
それはまた今後のお話のための伏線に留めておかせてくださいまし。
さて、そういうわけで次回は『あんまり騒いでいたので施療院の主人が出てきちゃいました。弁解? 別に暁光帝が悪いわけじゃないし、要らないよね〜』です。
請う、ご期待!