• ミステリー
  • 異世界ファンタジー

LIKE a crab***蟹のような⁂第6話

***樹里の秘密***
結婚を3ヶ月前に控えた樹里と隼人は近場に旅行に出掛けたのですが、隼人が我慢の限界を超えて怒り出したので樹里も等々全てを白状したのです。
樹里は裸になり自分の秘密をさらけ出したのです。
「コッこれはどうしたんだい!」
「ウワア~~~~ン😭!じっ実は私はシャム双生児なの、親が世間体を気にして分離手術が終わるまではアメリカに居たので誰も知らないと思うわ、3歳の時に分離手術が行われて私は回復したので家に帰って来たの、弟は後遺症が酷くて帰って来れなかったの、 いろんな所に障害出ていて右足も変形していたので切断するしかなかったの、その為義足なの、弟は5歳で日本に帰国したのだけれど今は施設に入所しているのよ、私達は腰からお尻にかけて結合していて血液循環は共有して骨盤は融合していたが主要な臓器は別々に有ったの…………ああああ!もうこんな私なんかイヤでしょう。」
「いや~びっくりしちゃってしばらく考えさせて!」

結婚を3ヶ月後に控えて隼人からプッツリ連絡が途絶えた樹里は「ああああああああ!やっぱりこんな化け物だから逃げ出したのねワァ~~~~ン!パパとママせいよ私達ををこんな身体に産んだせいよワァ~~~~ン!」両親も塞ぎ込んでいる樹里が心配でたまりません。
「ああああ!可哀想に!ごめんなさいね!普通に生んであげられなくてワァ~~~ワァ~~~~ン!」親子は延々と抱き合って泣き続けたのです。


コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する