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LIKE a crab***蟹のような⁂第4話

***樹里の結婚***
妹の涼香は今都内の私大の4年生 姉樹里は公務員として杉並区役所に勤務、 彼氏の隼人は大学院2年生で商社に内定が決まり4月からは憧れの商社マン

更に2年が経ち隼人と樹里は結婚を3ヶ月後に控えて近場に旅行に出掛けたのです。
「もう結婚するんだから良いだろう!」
「アア~もうちょっと待って!」
「一体付き合い出して何年になると思ってるんだよ!5年以上経つのにキスだけって変でしょう?いつもはぐらかされてもう我慢できない!こんなんだったら結婚も破談だ!」
「違うの隼人の事心から愛しているの!だけど…………?何を聞いても私と別れない!」
「当たり前じゃないか2人で一つじゃないか~!」
「もう仕方ないから言うけど…………」
「…………なんだよ!言いなヨ!」
「ああああああ!こっ怖い!きっと私の全てが分かったら隼人は私を…………ワァ~~~~ン😭」
「何を聞いても驚かないよ!心が一つだから何だって受け入れるつもりだよ!」
「…………実は…………私には…………秘密にしている事が…………」

そして樹里は全てを隼人に打ち明けたのです。
「エエエエ————!…………結婚は…………少し考えさせて!」

結婚を3ヶ月後に控えて隼人からプッツリ連絡が途絶えた樹里は「ああああああああ!やっぱりこんな○○○○○○○○だから私から逃げたのねワァ~~~~ン😭」
母も不憫に思い「可哀想に!本当にごめんなさい!ワァワァ~~ン😭」
2人はいつまでも抱き合って泣き続けたのです。

それでも隼人は考え抜いた挙句そんな障害など関係無い!自分の気持ちに正直に生きようと決めたのです。
そして樹里と隼人はめでたく結婚したのです。


そんな中母が自宅で変わり果てた姿で発見されたのです。

樹里が6月の花嫁ジュンブライドとなって僅かひと月も立たない内に事件なのか?事故なのか? 父は仕事で出張中、妹の涼香は丸の内のOLで日中は母一人

監察医の調べで死後硬直状態で死亡時刻が判明! どうも死亡時刻は日中の午後3時頃との事……
日中は家に誰もいない筈、一体誰がこんな惨い事を? 近隣住民に聞き取り調査が行われています。
「日中に中川家に入って行く人や、この辺りで最近不審人物を見かけませんでしたか?」 刑事の山川と井上は近隣住民に問いただしています。

その結果全くと言って良い程そんな人物は見かけなかったとの事???  
「酷い事をしやがる!財布は手付かずだから金銭目的でもなさそうだし怨恨?それとも事故?コ-ポムラヤマ住人の話では 温和な本当に良い奥さんで恨みを買うような人では絶対無いとの事だしな~!」

そんな中ある重要な証言が取れたのです。
梅雨も明けて蒸し暑い灼熱の太陽が降り注ぐ暑い最中の猫の子一匹通らない7月19日の午後1時頃、近所の60代の主婦がペットの犬の容態が急に悪くなり急遽近所の動物病院に駆け込もうと足早に中川家の前を通ると
何か怒鳴る女性の声が?けれども中川さんの奥さんの声とは多分違うとの事……
怒鳴っていた女性とは一体誰なのか?


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